【札幌 vs 清水】前節の一発は「さすが」の一言。元イングランド代表FWがサポーターを喜ばせるべく、相手ゴールに迫る。

2020年11月20日(金)


前節の鳥栖戦でのゴールは圧巻だった。MFルーカス フェルナンデスからのクサビのパスをリターンし、ルーカスがそこから持ち込んでのこぼれ球をペナルティボックス内ギリギリのエリアで拾うと、得意の左足で見事に流し込む。1点を追う状況でピッチに送り込まれてからわずか3分後のプレーだった。

ストライカーとしてのクオリティの高さを見せつけるワンプレーだった。相手DFからの警戒が厳しいボックス内でボールを拾ったこともあり、近づいてきた相手選手から遠い側に置き、そこから不必要な動作を一切せずに振り幅の短いキックでボールをゴール内へと送り込んだ。寄せてきた相手選手がスライディングを仕掛けていたため、もしも余計なワンステップや、強いシュートを打つべく足を強振しようとしていたならば触られていた可能性は高い。ほぼノーステップで蹴ったからこそそれをすり抜け、なおかつGKのタイミングもズラすことができた。完璧なビッグプレーだった。しかしながら、「得点の場面はルーカスやアンデルソン ロペスといいコンビネーションができていた。チームとしてのプレーが良かったので、チームとしての得点だと思っている」とするところは男前だ。

今シーズンの札幌は「内容と結果が伴っていない」とペトロヴィッチ監督が振り返るように、悪くないゲームをしながらも勝ちきれない試合が目立っていた。そうした試合が続いてしまった時期もあった。チャンスを作りながらも勝ちきれない試合が多かったことは、そのチームでストライカーを務めるジェイにとっては歯がゆい思いもあったはず。そうした思いがどれだけ詰まっていたかどうかは本人にしかわからないが、いずれにせよ「さすがジェイ」と強く感じさせる彼らしい一発だった。

この清水戦も含めて残り試合に向けては「今シーズンは成績の良くない時期もあったので、最後はたくさん勝点を取ってサポーターを喜ばせたい」と、元イングランド代表FWは最終節のタイムアップの笛が鳴るまで、貪欲に相手ゴールへと向かっていくつもりだ。


文:斉藤宏則(札幌担当)


明治安田生命J1リーグ 第28節
11月21日(土)14:00KO 札幌ド
北海道コンサドーレ札幌 vs 清水エスパルス
札幌ドーム(北海道コンサドーレ札幌)
みんなの総合評価 (4.2)
臨場感 (4.1)
アクセス (3.9)
イベント充実 (3.8)
グルメ (3.6)
アウェイお楽しみ (3.4)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集