【柏 vs 鳥栖】「刺激的な試合を見せたい」と古巣対戦に臨む三丸拡

2020年11月20日(金)


今季、鳥栖から完全移籍加入を果たした三丸拡は、柏とは不思議な縁があった。

筑波大学在籍時の2013年の天皇杯2回戦で柏と対戦し、当時大学2年生だった三丸はスタメンで日立台のピッチに立った。3年後のプロ1年目の2016年、明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第5節でプロデビューを飾った相手が柏だった。その時に左サイドバックで出場した三丸は、現在ベルギーのゲンク所属で日本代表の伊東純也とマッチアップし、柏のサイドを駆け抜けるスピードスターの力量を体感。その時、三丸は「プロってすごい」という感想を抱いた。

布部陽功GMによれば、昨季左サイドからのクロス本数の少なさを改善するため、2019年のJ1でリーグ5位の125本のクロス数を記録した三丸の獲得に至ったのだという。

今季、ここまでリーグ戦20試合に出場した三丸は、その期待に応え、リーグ6位となる1試合平均4.2本のクロスを記録している。これはチーム内では同じサイドバックの北爪健吾、アシストランキングでリーグ上位に名を連ねる江坂任を上回るチームトップの数字である。

こうした三丸のパフォーマンスは同ポジションの古賀太陽にも刺激を与え、「ビルドアップだけじゃなくて、もっと攻撃に厚みを出せるようになりたい」と古賀の攻撃意欲に大きな影響を及ぼしている。チーム内の競争活性化を促進する意味でも非常に良い傾向だ。

三丸自身、「連戦でパフォーマンスが落ちることもあった。その波をなくしたい」としながら「自分の特徴は、ある程度は発揮できている」と新天地でのプレーに手応えを感じている。加えて「もう少し深い位置に入り込んで、コンビネーションで崩す場面を出せれば自分のプレーの幅が広がる。クロスだけじゃないという部分を見せていきたい」と、さらなる進化を見据えている。

新型コロナウィルス感染の影響で柏のリーグ戦の2試合は延期され、今週末の試合からリーグ戦に復帰する。相手は鳥栖。三丸にとっては古巣対決でもある。三丸は前回対戦の反省を踏まえ、今節への意気込みを次のように語った。

「アウェイのゲームは自分たちから崩れてしまった。自分たちが100%集中して、やるべきことを遂行すれば勝てる試合だったと思う。自分たちで変えてはいけない部分、継続してやれる部分はあったと思うので、そこは次に活かしたい」

そして復帰戦を迎えるにあたり、試合延期で退屈な思いをさせていた柏サポーターに対しては「刺激的な試合を見せたい」と力強い言葉を述べた。三丸にとって古巣対決にして、チームのリーグ復帰戦となる今回の試合。日立台の左サイドを疾走する三丸のプレーが楽しみだ。


文:鈴木潤(柏担当)


明治安田生命J1リーグ 第28節
11月21日(土)15:00KO 三協F柏
柏レイソル vs サガン鳥栖
三協フロンテア柏スタジアム(柏レイソル)
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