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【大宮 vs 長崎】即決即断――山田将之が新天地へ懸ける思い

2020年10月24日(土)


「覚悟は…なかったです」
シーズンも残り2か月というタイミングでの移籍には大きな決断があったのではないか。そう問われた好青年は、しかし、笑顔でそう答えた。
現在の大宮は、まさに野戦病院。負傷による戦線離脱が相次ぎ、明治安田生命J2リーグ第27節岡山戦からは、ついにベンチメンバーを埋めることができなくなってしまっている。

そこでまず白羽の矢が立ったのが、山田将之である。
法政大学から2017年にFC東京に加入したセンターバックは、2019年には町田と福岡でプレー。金沢に期限付き移籍していた今年は序盤の3試合に出場したものの、第6節以降はまったく試合に絡めずに現在に至っている。その中での大宮からのオファーは、本人にとっても渡りに船だったのではないか。岡山戦に前後して代理人から連絡を受けた山田は、ほぼ即決だったと状況を語る。
「たぶん僕の立場だったら10人中10人がこの選択をするんじゃないかと思います。自分を求めてくれるのはどちらだろうと天秤に掛けた時にこのチーム(大宮)だったので、そこはもうすぐ決めました」

それが、冒頭の「覚悟はない」につながっていく。
実は、高木琢也監督にとっては以前にも望んだ選手だった。息子の高木利弥(松本)が大学生の頃、プライベートで試合を見に行った際に偶然見かけたのが山田だった。「たまたま見に行ったら山田がいて、いい選手だなと思って、その後もタイミングが合ったら見に行っていた」。その時はかなわなかったが、巡り巡って今回、一緒に戦うことになった。「ヘディングの高さとセンターバックとしてのフィジカルの強さ、足下もある。潜在的な能力はかなり高いので、そういうものを引き出していきたい」と、改めて手元に置くことのできた新戦力の飛躍に期待する。

早速第29節長崎戦でのプレーも予想されるが、「コンディションは問題ない。とにかくコミュニケーションを細かく取って、自分がこういう選手だと早く理解してもらえるように努力していきたい」と意気込む。
「気持ちの部分でどれだけ熱いプレーをして、応援したいと思ってもらえるか。そういう部分を一番に見てほしい。サポーターの皆さんと一緒に闘って、この時期を乗り越えたい」
そう語る目はもう、すっかり大宮の一員としてのものになっていた。


文:土地将靖(大宮担当)


明治安田生命J2リーグ 第29節
10月25日(日)14:00KO NACK
大宮アルディージャ vs V・ファーレン長崎
NACK5スタジアム大宮(大宮アルディージャ)
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