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【神戸 vs 鹿島】週末のエル クラシコもいいけど、まずは週中のアンドレス イニエスタを。

2020年10月20日(火)


今週末にバルセロナとレアル マドリードによる“エル クラシコ”が行われる。世界から注目を集める伝統の一戦を、日本でも楽しみにしている方も多いに違いない。だが、その前にミッドウィークの神戸vs鹿島も見てほしい。なぜなら、アンドレス イニエスタがキレッキレだからだ(もちろん、彼が鹿島戦に出たらの話だが…)。

イニエスタがバルセロナから神戸に加入したのは2018年の夏。FIFAワールドカップ ロシア大会の後、ちょっとしたバカンスを経て日本にやってきた。
当初から随所にワールドクラスのプレーを見せていたが、慣れない異国での生活や日本独特の蒸し暑さなどもあって、コンディションが整わない試合もあった。
だが、2019年には上半身のフィジカル強化に成功し、Jリーグにも慣れ、昨季後半はピッチを支配する“キング”となった。
そして、キャプテンとしてチームを天皇杯初優勝へ導き、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権も獲得。クラブの目標であるアジアNo.1へのスタートラインに立った。11月24日に再開予定のACLで、現在絶好調のイニエスタがどんなプレーを見せてくれるのか、今から楽しみでならない。

だが、今のキレッキレ状態になるまでには紆余曲折があった。
昨季から好調を維持していたイニスタだったが、新型コロナウイルスの影響でJリーグが一時中断され、再開後は周囲との連係に微妙なズレも見られた。
そして、8月19日の柏戦で負傷離脱し、翌節の浦和戦から5試合を欠場することになる。周りとのタイミングが合ってきた中でのアクシデントは、彼にとっても、チームにとっても痛い出来事だった。
第16節のFC東京戦で復帰したものの、2試合を戦った直後に監督が交代する難局にもぶち当たった。その時、チームをプレーで支えたのがイニエスタ だった。
後任監督が決まらない中で迎えた第18節の鳥栖戦で、彼は今季初ゴールをマーク。その後、週2試合ペースの過密日程にもかかわらず5試合連続でフル出場。自らの決勝ゴールで勝点3を手にした9月30日の名古屋戦の後には「今までの悪い流れを断ち切ったということを証明できた試合」と笑顔ものぞかせた。
この間、イニエスタのコンディションはどんどん向上し、前節の広島戦では驚愕のワンタッチパスが飛び出した。
32分過ぎ。ドウグラスが競った浮き球がイニエスタの前に落ちてきた。競り勝ってコントロールされたものではなく、ドウグラスの肩に当たったイレギュラーなボール。普通ならトラップしそうなものだが、彼は前にいた古橋亨梧にワンタッチでパスした。しかも、利き足ではない左足で。
あまりにも彼が涼しい顔でやってのけたため、簡単なプレーに見えた。だが、実際には“ウソやん!”って叫んでしまうような神技。彼のコンディションの良さがわかるプレーだった。

だが、これはほんの一部にすぎない。今のイニエスタは1試合の中で何回も神技を繰り返す。それが当たり前と言わんばかりに。
週末のエル クラシコを観る前に、みんなで絶好調な彼のプレーを見て再確認してほしい。“やっぱイニエスタはすげぇわ”と…。


文:白井邦彦(神戸担当)


明治安田生命J1リーグ 第33節
10月21日(水)18:00KO ノエスタ
ヴィッセル神戸 vs 鹿島アントラーズ
ノエビアスタジアム神戸(ヴィッセル神戸)
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