【水戸 vs 新潟】千葉戦が分岐点に。牲川歩見がチームに安定感をもたらす

2020年10月17日(土)


第25節千葉戦、水戸が2点リードで迎えた42分、右サイドを突破されて上げられたクロスをクレーベに頭で合わされてしまう。力強く叩きつけたヘディングシュートが水戸ゴールに襲い掛かった。しかし、牲川歩見が素早く反応し、右手一本ではじき出し、ゴールを死守した。

さらに87分にもDFのミスからボールを奪われ、1対1のピンチを招いた。しかし、相手のシュートに対して、牲川はまたしても的確な対応を見せてシュートをセーブ。2度にわたって、チームを救った。牲川の活躍なくして、5対1の大勝をおさめることはなかった。そう言っても過言ではないぐらいの存在感を発揮してみせた。

「千葉戦は大きな分岐点になったと思います」
牲川は様々な思いを噛み締めながら、そう口にした。
今季、開幕スタメンをはじめ、それまで6試合に出場してきたものの、「牲川らしさ」を発揮することはできていなかった。それどころか、自らのミスで失点してしまうなど、不安定さが目立っていた。

それでも決して下を向くことはなかった。
「気持ちを落としたら一番よくないと思っていたので、練習の中でも(松井)謙弥さんや(本間)幸司さんといったすごくいい先輩がいますし、少しでも学べるようにやっていました」
どんなに悔しい思いをしようと、前を向き、日々真摯にトレーニングに打ち込んだ。

そして、少しの変化も加えた。「守備陣においては、雰囲気って大事だと思う」と語るように、見た目で相手を威圧する雰囲気を出すために髭を生やすようになった。
「ホームの長崎戦の時、徳重健太さんが髭を生やしていたじゃないですか? すごく雰囲気を醸し出していたんですよね。僕は童顔なので、怖さがない。それで髭を生やそうかなと思いました」
髭を伸ばしたからといってプレーが劇的に向上するわけではない。しかし、なにより、「自分を変えよう」という姿勢こそが、牲川の力となっていった。

「続けて好パフォーマンスを続けることで、DFの選手がよりアグレッシブに守備に行けたり、前の選手が後ろを信頼して守備に行ったり、コーチングを聞いてくれたり、そういうところに繋がる。なので、僕が継続して安定したパフォーマンスを見せていかなければならない」
力を込める牲川。今節、さらなる安定感をチームにもたらす。


文:佐藤拓也(水戸担当)


明治安田生命J2リーグ 第27節
10月18日(日)14:00KO Ksスタ
水戸ホーリーホック vs アルビレックス新潟
ケーズデンキスタジアム水戸(水戸ホーリーホック)
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