【沼津 vs 讃岐】前半戦ラストゲームで堂々たるデビューを飾った大迫暁。デビューの裏にあった先を見据えてきた準備の意識。

2020年10月2日(金)


「いずれ自分にもチャンスは巡ってくる。そこで掴めるか、掴めないかは日頃の自分の準備次第。どれだけ良いものを積み重ねられるかにかかっている」。そう話していたのがリーグ開幕前のコロナ中断期間中のこと。今季から日本体育大学を経てアスルクラロ沼津に加入した大迫暁は、前半戦のラストマッチでもあった明治安田生命J3リーグ第17節で「長い時間がかかりましたけど、やっと夢の舞台に立てた」と待ちに待ったプロデビューを飾った。

初先発でフル出場したデビュー戦を振り返った本人は、「自分としては立ち上がりから結構アップ、アップでした(笑)」と独特な雰囲気に緊張もしたようだが、「やっともらえたチャンスだったので、このチャンスを生かしたいという気持ちを持っていた」と強い覚悟のもとピッチに立った。「自分が駆け上がって前線にも多く関わってチャンスシーンに顔を出せるのかはこだわっている」と話す積極的な攻撃参加からチャンスを演出するなど“らしさ”も存分に発揮した。またチームとして5得点の大勝を収めたこと以上に、DFとして無失点に終わることができたことで「自分としても自信になったし、気持ちの良い終わり方ができた」とデビュー戦で最高の結果も手にして、前節・岐阜戦も2試合連続のフル出場と与えられたチャンスをモノにしつつある。

もちろんこれまで経験してきた練習試合とは、プレースピードや強度などが一段と上がる公式戦は、ルーキーにとって面をくらうケースも多い。ただコロナ中断前に自分たちよりも上のカテゴリーとの練習試合で主力組として出場機会も与えられてきたことでトップレベルのプレースピードや強度の高さを肌で感じ、「早いタイミングで経験できたことはプレイヤーとして良い経験になっている。自分の成長を加速させる要因にもなっている」と当時から話しており、「それがベースとなれば自分たちのカテゴリーでは余裕を持ってできる」と先を見据えた高い意識で準備を進めてきた。もちろん本人の中でデビュー戦の出来が満点ではなかったかもしれないが、与えられたチャンスにも動じないプレーぶりに映ったのは、リアリティーある着実な準備をしてきたことがその要因になっている。公式戦でのスタジアムの独特な雰囲気にも高揚し、本当の意味でスタートラインに立った彼がどんな成長を遂げていくのか今後も楽しみだ。


文:森亮太(沼津担当)


明治安田生命J3リーグ 第19節
10月3日(土)13:00KO 愛鷹
アスルクラロ沼津 vs カマタマーレ讃岐
愛鷹広域公園多目的競技場(アスルクラロ沼津)
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