【磐田 vs 甲府】フィジカルモンスター・ルキアン。強靭なフィジカルの裏にある努力。

2020年9月22日(火)


今季初の逆転負けを喫した前節・栃木戦を「自分たちも良いサッカーができていただけに、ホームでこういう形で負けるのは非常に悔しいし、ショックも大きい」と試合後に振り返ったルキアン。PKを含む2得点の活躍もチームを勝利に導くことができず、試合後のルキアンの表情も冴えなかった。チームとしても狙っていた相手DF背後のスペースへ素早く走り出し、相手との1対1を制して見事なコースへ仕留めた1点目は、爆発的なスピードを生かした突破力が生きたルキアンらしい得点だった。特に中央でポストプレーをすることが多かった昨季までの役割からサイドに流れて時にはアタッカーとしてもプレーする今季は、ドリブルで相手を切り裂きゴールを決めるシーンも増えており、「ドリブルでも自分の特徴をどんどん出していきたい」と本人も意気込んでいた部分。またアダイウトンや荒木大吾などアタッカータイプが移籍した今季のチーム編成においても個人で違いを作れる希少価値の高い存在だ。

その中でも最大の特徴は、相手DFを背負いながらも体でブロックし、そこから強引にターンして突破できる圧倒的なフィジカルがルキアンの最大の武器だ。昔から体つきは「強かった」と生まれ持った才能の部分もあるが、「強いだけではピッチ内では生かせない。日々の食事やトレーニングは気をつけている」と日々の努力も怠らない。特に食事管理面は、今季から個人的にブラジルに在住している栄養士と契約し、日々の食事メニューを送ってもらうことで管理しており、コロナの影響でブラジルから来日できない奥さんに代わって自分自身で料理も手掛けている。「自分も若くないので、体の変化も感じてやるようになった」というキッカケから体のケアへの徹底がピッチ内で相手DFをなぎ倒していく強靭なフィジカルの秘訣にもなっている。

ダメージを受けた栃木戦の敗戦、3戦勝利がなく、足踏みが続いている現状とチームとしても周囲の不安を払しょくする完全復活した姿を見せたい今節・甲府戦。そのためにも「チームのモチベーションがとても大事になる。前を向いて修正するところは修正したい。そのモチベーションを保っていくことが必要」とチームとしての団結力の重要性を話している。チーム最多の9得点を決めるフィジカルモンスターが今節こそヒーローになれることを期待したい。


文:森亮太(磐田担当)


明治安田生命J2リーグ 第21節
9月23日(水)19:30KO ヤマハ
ジュビロ磐田 vs ヴァンフォーレ甲府
ヤマハスタジアム(磐田)(ジュビロ磐田)
みんなの総合評価 (4.2)
臨場感 (4.7)
アクセス (3.5)
イベント充実 (3.5)
グルメ (3.7)
アウェイお楽しみ (3.4)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

移籍情報