【大分 vs 横浜FM】ひたむきさでは誰にも負けない島川俊郎。「今のサッカーを信じて続けることが大事」

2020年8月14日(金)


リーグ戦5連敗、公式戦は8戦未勝利。不振に悩むチームのなかで自分に矢印を向ける。島川俊郎は「とにかく勝たないとどうしようもない。蹴る、止める、ボールを運ぶ。球際で戦う。当たり前のことができているかと言えばそうでもない。戦術がどうこうではなく自分たちの問題。チームが勝てるようなプレーを心がけたい。チームとしても今のサッカーを信じて続けることが大事だと思っている」と語る。

今季のボランチは長谷川雄志と小林裕紀がコンビを組んで始まったが、連戦やコンディションを考慮して入れ替え、差し替えが続く。片野坂知宏監督は技巧派ではなく、シンプルなパスと守備の堅さをボランチの重要任務と考えているため、計算が立つ島川は重宝される。高さもスピードもフィジカルの強さも抜き出ているわけではない。それでも存在感を示している。彼の良さは、常に全力でプレーすること。手を抜かずにピッチを走り続ける。

JFLからJ1までのカテゴリーを経験している選手だ。チームに必要な選手になるためには、「味方を気持ちよくプレーさせること」、そして、「チームの勝利に貢献できること」がプロの世界で生き抜くために必要だと理解している。危機を察知するとポジションに関係なくスペースを埋める。相手が長身でも恐れずに体を投げ出す。そのプレーには、華麗さや巧さは見られず、むしろ泥臭さを感じてしまうほどだ。

だが、それが島川のプレースタイルであり、彼に与えられている役割でもある。インタビューでは常に「僕は下手くそな選手なんでアグレッシブにプレーするだけです」と言葉が入る。彼に美辞麗句は似合わないのかもしれない。連敗中のチームに必要なことを問うと、「迷いなく、時には大胆にプレーすること」と返ってきた。どん底を経験している選手だ。下を向くのではなく開き直ってアグレッシブにプレーすることで道は拓けるという。島川のプレーには出し惜しみのない潔さがある。巻き返しはこれからだ。


文:柚野真也(大分担当)


明治安田生命J1リーグ 第10節
8月15日(土)18:30KO 昭和電ド
大分トリニータ vs 横浜F・マリノス
昭和電工ドーム大分(大分トリニータ)
みんなの総合評価 (4.1)
臨場感 (4.1)
アクセス (3.1)
イベント充実 (3.7)
グルメ (3.9)
アウェイお楽しみ (3.8)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

移籍情報