【徳島 vs 福岡】垣田裕暉。この男、一生走れる。

2020年7月18日(土)


前節・山口戦(4○0)を「完璧に近い内容、良いゲームができた」(リカルド ロドリゲス監督)と総括したが、それは再開後初の有観客としてスタジアムに駆けつけた全員が同じことを感じただろう。攻守に主導権を握り、戦術的な優位性も兼ね備えた戦いを披露した。

その中でチームをけん引したのがFW垣田裕暉。「チームとして前からプレスに行こう!とやっている。FWが押し出して行かないと後ろもついて来られないので、まずは自分からプレスをかけようという意識があった」と振り返ったが、兎にも角にも走力と強度は驚愕の一言だった。序盤から相手に対してプレッシャーをかけ続け、スルーパスに対しては常に裏を取り続けた。

後半に入っても迫力は衰えることなく、全員が疲労を感じさせた時間も自らが先導してプレスをかけ続ける。また、時折目線を後ろに配りながら“後ろも連動して人を取りに行け”と言わんとばかりに手のジェスチャーも加えてチームメイトを煽った。

いつ疲労の色が見え始めるのかと凝視していたが、70分を過ぎても変わらず走っている。75分を過ぎても、80分を過ぎても・・・(笑)。この時間帯に入るとアリバイ工作でぼかしながらプレスを駆ける選手はどのチームにおいても目にするが、それはサボっているわけではなく疲労からくる致し方ない当然の体の仕組みだ。

以前にキャプテンの岩尾憲が「サッカーは90分という設定が絶妙。例えば40分ハーフであればごまかせるような内容が、90分+ATとなるとごまかしがきかなくなる」と話していたが、垣田は80分を過ぎてもまだ走り続けている。 そして、84分には試合を決定付ける駄目押し弾まで決める働き。この日は、シュート数3本で2ゴール。決定力の高さも見事だった。

今節・福岡戦は過酷な3連戦最終戦だが、想像すれば垣田がまだまだ走っている姿が浮かぶ。感嘆を通りこして、もはや笑ってしまいそうだ。


文:柏原敏(徳島担当)


明治安田生命J2リーグ 第6節
7月19日(日)19:00KO 鳴門大塚
徳島ヴォルティス vs アビスパ福岡
鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム(徳島ヴォルティス)
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