【新潟 vs 金沢】勝利のために渡邉新太はフルパワーで駆ける

2020年7月3日(金)


3-3と点の取り合いになった第2節・ヴァンフォーレ甲府戦で2ゴール。渡邉新太が高いシュート技術を見せつけた先制点、2点目も価値があるが、81分にチームが挙げた一時は勝ち越しとなる3点目につなげた守備意識もすばらしかった。
 
甲府が自陣で下げたボールの乱れを見逃さず、センターサークル付近からゴールライン近くまで全力疾走して相手DFにプレス。走りながら、この試合で初先発し、2トップを組んだブラジル人FWファビオに、連動してプレッシャーを掛けるよう、手招きでうながした。
 
応えてファビオも長い距離をダッシュし、相手GKに寄せる。試合終盤の厳しい時間帯で2人が掛けたプレスは、単発で終わらなかったチーム全体にスイッチが入り、相手陣内でボールを奪い切ったところからのゴールだった。
 
「当たり前のことをしただけ。守備をしないFWは使わないと、キャンプのときからアルベルト監督も言っている」。事もなげに話す渡邉新だが、4カ月のブランクを経て再開した公式戦である。それもアウェイ、甲府の蒸し暑さで、かなり消耗していたはずだ。しかし、勝利のために最後まで黙々とタスクをこなした。
 
当たり前のことをサボらない新相棒ファビオの姿勢に、信頼感を高めてもいる。鮮やかなパス回しから生まれた19分の先制点は、チームが今季目指す理想そのもの。最後はファビオとのワンツーから右足を振り抜き、仕留めた。ファビオの利他的な丁寧な落としも抜群だった。
 
ルーキーイヤーの一昨年はチーム最多の10得点を挙げたが、昨年は半分の5得点に終わった。その代わり、チーム最多の9アシスト。昨季、リーグ得点王となったレオナルド(現浦和レッズ)を盛り立てるために攻守に走った男は、今季は共栄の関係性の中、その能力をさらに発揮しそうだ。
 
2節を終えて3ゴール。リーグの得点ランキングのトップタイに付けている。ここから重ねるゴールは、間違いなくチームを勢いづかせるし、エースの座へとつながる。


文:大中祐二(新潟担当)


明治安田生命J2リーグ 第3節
7月4日(土)18:00KO デンカS
アルビレックス新潟 vs ツエーゲン金沢
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