【東京V vs 町田】「サッカーが自分自身」。藤田譲瑠チマがコロナ禍で辿り着いた答え。

2020年6月26日(金)


ついに、日常にサッカーが戻ってきた!サポーターも、監督・選手たちも、どんなにこの日を待ちわびていたことか。2月23日の開幕戦以来、約4ヶ月の時を経て、明治安田生命Jリーグがリスタートの時を迎えた。

徳島との開幕戦、0−3という予想以上の大敗を喫した東京Vにとっては、この中断期間はむしろプラスだったと言えよう。非常事態宣言発令によってチーム活動ができなかった中、定期的にオンラインで密度の濃いミーティングを重ね、徹底的にチームの見直しと戦術理解度を高めてきた。全体練習再開後は、ミーティングで頭の中に落とし込んだものをピッチ上で具現化。トレーニングマッチなどを経る中で、選手たちも手応えを感じているようだ。

仕切り直しといきたいこの試合、ぜひ注目したいのがルーキーの藤田譲瑠チマだ。二種登録選手として昨季すでに4試合に出場しているが、今季は開幕戦からスターティングメンバーで起用され、フル出場を果たした。

改めてその開幕戦を振り返り、本人は「レベルの差、技術の差、頭の回転スピードの差を感じました」と、収穫よりも反省ばかりを口にした。

今回の新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛期間中、サッカーのできない時間を使ってじっくりと自分自身と向き合い、己の価値観、サッカーに対する姿勢を見つめ直したという。

ある日、『DAZN』で昔のトッテナム・ホットスパーFC(プレミアリーグ)の試合を見たあとのことだ。眠りに着く前に、なんとなくサッカーについて考えていると、思考はどんどん深まって行った。

「『自分は、サッカー好きなのかな?』と考えていくと、『好きというよりかは、自分の存在価値を示せるのはサッカーしかない』ということに行き着きました。自分にとってはなくてはならないもの。サッカーが自分自身だと考えるようになりました」。

自分にとって、唯一無二のかけがえのない存在だと気付いた以上、大切にしないはずがない。「例えば、守備のところでもう一歩詰めるようになったり、これまで以上に練習の1つ1つ、1日1日に自分の全てを出せるようにと思って取り組むようになりました」。

開幕戦の悔しさをバネに、「中断期間で強くなろう」と固く誓い、心身頭脳ともに鍛えてきた。「試合でやってみないとわからない部分はありますが、練習試合などの感触では、前よりは通用する部分は増えてきたという実感はあります。自分自身でも楽しみです」。

嬉しいことに、藤田にとって今節の対戦相手のFC町田ゼルビアは、小学校6年生の時までアカデミーに所属していたチームである。「恩返しの気持ちも込めて、全力で戦って、成長した姿を見せたい」。

気力・体力・モチベーション・コンディション、全てが万全に整った。最高のリスタートを切り、18歳で大ブレイクを遂げるシーズンとしたい。


文:上岡真里江(東京V担当)


明治安田生命J2リーグ 第2節
6月27日(土)18:00KO 味スタ
東京ヴェルディ vs FC町田ゼルビア
味の素スタジアム(東京ヴェルディ)
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