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【湘南 vs 徳島】「チームメイトと最後に喜び合えるように」(岩尾憲)。|徳島ウォーミングアップコラム

2019年12月13日(金)


リカルド ロドリゲス監督体制となり3シーズン目。遂に、J1昇格に王手をかけた。そして、ロドリゲス監督の隣には、3年連続でキャプテンを務める岩尾憲の姿も常にあった。

2017年には最終節のラスト数分で勝点1足らずにPO圏外に弾き出され、18年にはシーズン途中に4選手がJ1クラブに引き抜かれ、今季は17選手が新たに加わる難しさもあった。ただ、岩尾は常にチームの中心として奔走し、ピッチを離れてもクラブの顔として公の舞台に立ってきた。

そして、辿り着いたこの舞台。J1参入プレーオフ2回戦直後のミックスゾーンでは「舞台は整いましたね」と少し笑みもこぼした。ただ、今週の準備が始まると、再び冷静な表情に。

「実はあまり実感がない」。

その理由を「リーグ戦の延長にいる感じ。ただ、それがいいかなと思っている。もう少し自分が若ければメラメラしているかもしれないが」と話す。そして、続けた内容は「本当にチームメイトに助けられてここまで来ている。そのチームメイトと最後に喜び合えるように、恥ずかしくないプレーをきっちりしなければいけないと思っている」と今季の徳島ヴォルティスを象徴するように“チーム”という言葉を使った。

この3年を振り返ると、岩尾が背負ってきたものは大きかった。ことある毎に「キャプテン!」と呼ばれて人前に立ち、敗戦が続き始めると「キャプテン!」と呼び止められて記者陣からコメントを求められる。そういう役回りも仕事の1つなのかもしれないが、苦しいときもあったことだろう。ただ、今季は例年以上にチーム全員が、それぞれに役割を担ったように感じる。野村直輝がサポーターに向けて自分の思いを紡ぎ、ベテランの石井秀典が後方からピッチ内外でサポートし、狩野健太や長谷川徹が縁の下の力持ちとして支えた。その他の選手も、自分のできる最大限を表現した。

まるで、スポ根漫画のように。

その物語の終着点は、きっと幸せな光景だ。選手、スタッフ、ファン・サポーター、クラブに関わるすべての人が一丸となって辿り着いたこの舞台。

勝利を掴もう。そして、J1行きのチケットを天高く掲げて欲しい。

「なあ、キャプテン!」。

文:柏原敏(徳島担当)


J1参入プレーオフ 決定戦
12月14日(土)13:00KO BMWス
湘南ベルマーレ vs 徳島ヴォルティス
Shonan BMW スタジアム平塚(湘南ベルマーレ)
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