【C大23 vs 秋田】11月に入り、得点を重ねている斧澤隼輝。「フィニッシュの場面で落ち着きが出てきた」と成長を実感
2019年11月30日(土)

前節、FC東京U-23に2-0で快勝を収めたC大阪U-23は、勝点49に到達。これは、J3参入4年目にして最高の数字。選手個々の確かな成長を、結果としても証明してみせた形となった。
11月に入って3勝1敗と再び調子を上げてきたC大阪U-23だが、3勝の全てで得点しているのが斧澤隼輝(写真)。今季がプロ3年目の斧澤だが、高校3年時も2種登録としてJ3に出場していたため、J3での出場数はすでに117試合を数える。
今季について、「僕は高3から含めて4年目で、年齢も上になったので、自分が引っ張らないといけないと思って始まったシーズン。人よりハードワークして、チームのためにプレーすることが自分のやるべきことだと思っていた」と語る斧澤は、その言葉どおり、常にハードワークを怠らず、右サイドを惜しみなく上下動してチームを引っ張った。ただし、課題の一つがペナルティーエリア内でのフィニッシュの精度だった。
今季もサイドからのクロスでは順調にアシストを積み重ねるも、シュートに関しては、枠を捉え切れずに天を仰ぐシーンも多かったが、前節は2得点すべてに絡む活躍。「少し遅かったけど、ここに来て、学んだことが出せているところもある。フィニッシュの場面で落ち着きが出てきたし、前節も、周りを見ながらシュートを狙うことができた」と振り返る。
目に見える結果が出てきたことで、「もっともっと決めたい気持ちは強い」と意欲は高まる。
「チームの勝利が一番なので、まずはチームのために走って戦うこと」を大前提に、「チャンスはあると思うから、そこで決め切ったり、仲間にいいパスを出していきたい」と今節の秋田戦に臨む心境を話す。
C大阪U-23にとって今季のホーム最終戦。「トップチームの選手を脅かすくらい、もっと力を付けていきたい」と鍛錬を重ねてきた斧澤ら若手の奮闘を、目に焼き付けたい。
文:小田尚史(C大23担当)
明治安田生命J3リーグ 第33節
12月1日(日)14:00KO ヤンマー
セレッソ大阪U−23 vs ブラウブリッツ秋田
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