【熊本 vs 岩手】残り4試合に全力。原一樹が抱くストライカーの矜恃

2019年11月16日(土)


「勝てる試合を勝てなかったり、怪我で長い間、試合に関われなかったり…、振り返ると後悔というか、不甲斐なさや悔しい思いもあります。けど、もう前を向いてやるしかないので、残り4試合に全力を注ぎたいと思います」
 
昇格圏の2位藤枝との勝点差6と、目標に掲げた1年でのJ2復帰に向けて厳しい状況に追い込まれている熊本。今季、讃岐から加入してその原動力となる働きが期待されながら、ここまで6ゴールにとどまっているFWの原一樹(写真)は、現在の思いをそう絞り出した。

チームの始動前に行われた加入会見で今シーズンの目標とするゴール数を聞かれ、「チームが一番になるためには、リーグでいちばん点を取っているFWがいないといけない。それに自分がなりたい」と決意を口にしていた。

ホームに長野を迎えた開幕戦、チームの初勝利にこそ結びつけられなかったものの、先発フル出場を果たした原は実際に2得点を挙げ、ストライカーとしての存在感を見せつけている。

その後は本人も話している通り、第10節北九州戦での負傷などもあって1年を通して万全の状態でプレーできたとは言い難い。しかしながら、第20節のYS横浜戦、第24節讃岐戦、そして第26節富山戦と、交代出場でプレー時間の短かったゲームも含め、追う展開や試合終盤の得点でチームに勝点をもたらしてきたことは揺るぎない事実。貪欲にゴールを目指して走り、飛び込み、しっかりとチャンスをものにする勝負強さこそが、FWには最も必要――そのことを、自らのプレーで示してきたと言える。

先週、今シーズン唯一の開催となった水前寺競技場では、スタジアムに到着するチームバスを多くのサポーターが出迎え、試合に臨む空気を作った。

「普段、家族で散歩したりしている場所が全く違う雰囲気になっていて、気持ちを入れてくれたと思います。全力で戦う姿勢を結果に結ぶには、ゴールを取るしかない。2位とか3位のチームの結果を気にするより、自分たちはとにかく勝たなければ上にいけないわけなので、シンプルに90分戦って勝つ、そのことにこだわっていきたい」

ストライカーとしての矜持を胸に、残り4試合、全力でゴールを狙い続ける。

文:井芹貴志(熊本担当)


明治安田生命J3リーグ 第31節
11月17日(日)19:00KO えがおS
ロアッソ熊本 vs いわてグルージャ盛岡
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