【福岡 vs 金沢】ラスト2試合。強い想いを胸に篠原弘次郎はピッチに立つ

2019年11月15日(金)


第40節の甲府戦。福岡は0-2で敗れたものの同時刻に行われていた栃木-大宮がドローに終わったために、2試合を残してJ2残留が決まった。だが選手たちの表情に笑顔はない。「感動と勝ちにこだわる」をスローガンに「J2優勝、J1昇格」を目標に掲げてスタートしたにも拘わらず、様々な出来事が重なってJ2残留争いに巻き込まれたシーズン。せめて最後は自分たちの手で残留を決めたかったという想いが強かったからだろう。だが一区切りついたとは言え、まだ今シーズンの戦いは続く。これで終わったわけではない。

そして今の心境を篠原弘次郎は次のように話す。
「残留を決めて良かったということではないが、結果的にこういうシーズンになってしまったので、早く残留を決めて、個人としても、チームとしても、来年に向けて少しでも上積みすることが必要だった。あと2試合あることをプラスに考えて、自分のプレーを思い切り出して、いいイメージで終われるようにしたい」

今シーズンは副キャプテンに指名され、ここまでフィールドプレーヤーとしては最多の37試合に出場。守備の要としてチームを牽引してきただけに、今シーズンのふがいなさは誰よりも感じている。シーズン途中での監督交代。それに伴う戦い方の変更。チームの意思統一が上手く図れない中での残留争い。そんなシーズンがこれまでに経験してきたどんなシーズンよりも難しいものであったことは想像に難くない。だが、それは言い訳にはできない。だからこそ、今シーズンの最後に戦うホーム2連戦に強い想いを寄せる。

「ここは本当に勝つだけ、それしかない。この2試合はふがいない試合は絶対にしてはいけないし、自分たちの姿勢というものをしっかり見せたい。それしかない」
ここまで、どんな時も熱い声援を送ってくれたファン、サポーターは、最後に自分たちがどんな姿を見せるのかを見ている。その前でふがいない試合は見せられない。そんな気持ちを強く持つ。

「言い方は悪いかもしれないが、J2残留が決まった今、そのプレッシャーはもうない。1点を取られたからといって慌てたり、下を向いてしまうこともないと思う。甲府戦の終盤では山田将之が前線に入って、もう点を取るしかないということでロングボールを中心のパワープレーになったが、みんなのやることがはっきりしたことでチャンスも作れたし、みんなの出足も早くなった。やることをはっきりさせて、チームとして点を取りに行くという姿勢を統一できれば、あのくらいのパワーを出せる力はある。みんなで同じ方向を向いて戦うところを出したい」

悔しさ、ふがいなさ、そして様々な想いを抱えて戦ってきた今シーズン。そんな想いを力に変えて、レベルファイブスタジアムに集う仲間に戦う姿勢を伝えることがプロとしての姿。そんな想いを胸に篠原はラスト2試合を戦う。

文:中倉一志(福岡担当)


明治安田生命J2リーグ 第41節
11月16日(土)13:00KO レベスタ
アビスパ福岡 vs ツエーゲン金沢
レベルファイブスタジアム(アビスパ福岡)
みんなの総合評価 (4.3)
臨場感 (4.3)
アクセス (4.3)
イベント充実 (3.6)
グルメ (4.0)
アウェイお楽しみ (3.7)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

移籍情報