【山口 vs 山形】「悔いなき試合を」。佐藤健太郎、今季の集大成の好ゲームを誓う

2019年11月15日(金)


山口もホーム最終戦を迎える。今シーズンは上位進出を果たせず厳しい順位での終幕となったが、ラスト2戦は昇格争いをしているチームとの対戦で、モチベーションは高い。古巣戦となる佐藤健太郎は「チームとしてもいい形を見せたいし、自分自身としても1年間取り組んできたことを、悔いのないようにやりたい」と意気込む。

佐藤にとって山形はプロ生活をスタートさせたチームで、08年にはJ1昇格にも貢献するなど思い入れがある。さらに、今の山形を率いる木山隆之監督とは12年の千葉で、監督と選手の間柄だった。 

今の山形を「僕が知っている選手はあまりいないが、木山さんとはジェフのときにやっている。山形も集大成の感じで、それがチーム状況としていい形で昇格争いに絡めている。力のあるチームだ」と分析。相手の勢いに負けることなく、相手陣地でサッカーをしていきたいと力を込める。

「守備で相手の自由を奪いながらも、山口は攻撃が好きな選手が多いので、相手のコートで長い時間、サッカーができればいいのかなと思う。形はどうであれ、相手コートにボールを運んでサッカーをしたい」

今節は高宇洋がキリンチャレンジカップのU-22日本代表に追加招集されたため不在。前貴之も出場停止で、チーム事情は厳しい。その分、相手陣地でサッカーをするためのプレッシングやボール供給で、佐藤が果たすべき役割はさらに大きなものとなるだろう。ただ、佐藤は主力選手が不在となる時こそチームが大きくなるチャンスだと捉え、こう続ける。

「それ(主力の不在)によってチャンスが出てくる選手がいる。僕自身も今年の最初は試合に出られなかったが、何かのイレギュラーでチャンスが回ってきたときに、それを掴めるか掴めないか。それでチームも活性化するし、そこで試合に絡めるかがこの世界のサイクル。出る権利のある選手はそれに向かって、一生懸命にやれればと思う」 

佐藤自身も今年序盤はスタメンを外れ、4月14日の第9節鹿児島戦が今季の初出場だった。50分からピッチに立って1-0の勝利を掴むと、翌節からはスタメンを勝ち取った。来たるべきときに備え、練習を怠らなかった佐藤のひたむきさが評価された形だ。

今節の試合後には、佐藤にも「大きな刺激」を与えた坪井慶介の引退セレモニーが開かれる。佐藤は「勉強させてもらった。大きな刺激を受けた2年間だったし、いいところは盗もうと思ってやってきた」と感謝の念を抱いてピッチに入るが、特別な何かをするのではなく、自分の仕事を貫いての勝利に力点を置いた。
 
「自分のやるべきことを全うするというのはツボさんから教えてもらったことでもある。やるべきことを最後までやりきりたい」

坪井を送り出す試合は、きっと特別な90分間になるだろう。ただ、佐藤は何ら変わらず、ピッチの中央から、いつものようにボールを送り出す。山口がやるべきサッカーで集大成のゲームを作ることが、何よりの坪井へのはなむけ。チームは浮いたり沈んだりしたシーズンだったが、佐藤はホーム最終戦もいつものテンションでキックオフを迎える。

文:上田真之介(山口担当)


明治安田生命J2リーグ 第41節
11月16日(土)13:00KO みらスタ
レノファ山口FC vs モンテディオ山形
維新みらいふスタジアム(レノファ山口FC)
みんなの総合評価 (4.1)
臨場感 (3.5)
アクセス (3.4)
イベント充実 (3.8)
グルメ (3.6)
アウェイお楽しみ (3.8)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

移籍情報