【熊本 vs 藤枝】全26試合出場と、欠かせない存在となった黒木晃平。チームスタイルのもとで広がったプレーの幅を新たな武器に。

2019年10月19日(土)


「やっぱり勝ち続けるのは難しいと感じていますけど、でも僕らはここまで結果を出してきた。J3とは言っても、自分がこのチームに来て昇格争いをするのは初めてのことで、プレーしていても楽しいし、大きなモチベーションになっています」
そう話すのは、右サイドバックとして開幕から全試合に出場している黒木晃平(写真)だ。

鳥栖からの期限付き移籍で加入したのは2013年。当時はまだ20代前半で、同世代の仲間隼斗(岡山)や五領淳樹(鹿児島)といった選手たちとともに、練習でも明るくはしゃいでチーム全体を盛り上げる役回りだった。しかし時を経て、副キャプテンを経験し、結婚もし、そして今年の夏に30歳を迎えた。今や中堅の域に入り、若い選手たちを引っ張る立場にあることも、当然ながら自覚している。

加入以来、大きな怪我もなくコンスタントに出場してきた中、豊富な運動量をベースにタッチライン沿いを何度もアップダウンしてクロスを供給するという、従来のサイドバックの役割とは違い、渋谷洋樹監督のもとで取り組むスタイルにおいては、後方でのビルドアップに加わり、インサイドの位置でも攻撃に関わっていくシーンが増えた。そのことで、自らのプレーの幅も広がっている手応えがある。
「中に入ったり外に開いたり、選手としても新しいことにチャレンジさせてもらっていて、自分としても今までとは違う武器を見つけたというか。試合でプレーしていても楽しいし、これまでのシーズンと比べても、やりがいも感じています」

その言葉の通り、黒木のポジショニングによってアウトサイドが生き、得点につながったシーンも少なくない。また、より中央でプレーする機会が多くなったことで、自らゴールを狙う場面も増えている。

シーズンは残り8試合。勝点差3で追う上位3チームとの直接対決は、大きな山場だ。
「直接対決は巻き返すチャンス。ここでJ2復帰の可能性を手放してはいけないという思いは、みんなにある。応援してくださっている県民の皆さんも、僕らが優勝してJ2に戻ることを望んでいると思います」

クラブの歴史とともに、地元でそのキャリアを重ねてきた職人が、ラストスパートを牽引する。

文:井芹貴志(熊本担当)


明治安田生命J3リーグ 第27節
10月20日(日)15:00KO えがおS
ロアッソ熊本 vs 藤枝MYFC
えがお健康スタジアム(ロアッソ熊本)
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