【琉球 vs 東京V】度重なる怪我を乗り越え、カルバハルは悠然とゴールに鍵をかける

2019年10月11日(金)


第34節・町田戦(0△0)、そして先週の第35節・福岡戦(1○0)と琉球は2戦連続で無失点試合を続けている。その立役者がGKカルバハルだ。町田戦では後半にかけて攻め込まれる場面が続く中、最終ラインと声がけをしながら我慢の時間帯をしのぎきり、計17本のシュートを防いだ。そして福岡戦では、カウンターから猛攻に遭い決定機をつくられるも、抜群の反射神経で弾き返し、アウェイ戦では第2節の大宮戦以来となる勝利に貢献した。
「それは非常に良い結果といえます。ただそれは僕だけでなく、周りの選手たちの貢献もあっての結果だし、それが無失点につながった。これからの試合でもこういう(無失点という)結果が多く生まれればいいなと思います」。
プレー中は決してエゴを出さず、フォア・ザ・チームの精神で臨んでいる。コミュニケーションを深めようと練習後には日本語を勉強。指示に必要な言葉を覚えて試合に挑むこの職人肌のGKは選手の誰からも慕われており、お互いがリスペクトし合っている。この関係構築がここ2試合の好守備につながっているといっても過言ではない。
 
「今年はいろいろと怪我があったりパフォーマンスも含めてベストとは言い切れないんですが、ここ数試合は怪我を気にすることなくプレーできてるし、良い感触をつかんでいます」。
今季、28試合に出場するカルバハルだが、怪我と戦うシーズンを送っている。第16節の横浜FC戦ではハイボールの処理で着地した際、左足をひねり途中退場。左足足関節外側じん帯損傷で回復まで3週間の期間を要した。3試合欠場したのち第20節の長崎戦で復帰。しかし第22節・岡山戦のあとに負傷し再び3試合の欠場を余儀なくされる。そして第33節の山形戦も怪我の影響で出場を見送っており、満足と言えるシーズンを送れていない。しかしそのような状況に陥ってもカルバハルは「良い状態でプレーができるときまで僕の中で冷静になって落ち着くようにしていた」と前を向いていた。怪我をする前よりもさらに強くなって帰ってくるという思いを感じさせる中、リハビリとトレーニングを積み、再びピッチに戻ってきた。
「自分が思っているベストコンディションにはまだほど遠いが、これからの7試合で理想の姿に近づけられるようにし、良い順位で締めくくられるよう頑張ります」。
 
カルバハルの勇姿に心打たれ勇気づけられたサポーターの存在は、彼にとっても大きな支えとなっている。さらなる高みを目指し、琉球が誇る守護神は最後尾から悠然とした姿勢で相手に威圧感を与え続ける。

文:仲本兼進(琉球担当)


明治安田生命J2リーグ 第36節
10月12日(土)18:00KO タピスタ
FC琉球 vs 東京ヴェルディ
タピック県総ひやごんスタジアム(FC琉球)
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