【岐阜 vs 山口】松本から加入の當間建文。移籍に至った心境と岐阜での戦いを通じて

2019年10月5日(土)


今夏、松本から加入した當間建文(写真)は、岐阜への加入の理由をこう述べている。

「『残留へ向けて、チャレンジしていきたい』という思い。そして、僕にとって失っていた物を見つけられると感じた」。

“失っていたのもの”とは、ハングリーさなどではなく、「出し手と受け手との阿吽の呼吸や、個々の能力が高いのがこのチームだと思う」とシンプルに岐阜というチームへ面白みを感じて生じた気持ちなのだという。リーグ3連覇を成し遂げた時代の鹿島を始め、今年で30歳を迎えたDFが渡り歩いたのはJ5クラブ。「無失点に抑えて、勝点に繋がればそれにこしたことはない」。途中加入という難しい立場ではあるが、失点過多のチームにとって、自身の役割もまた明確だった。

現在のチーム状況はこう捉える。「サッカーはミスもあるスポーツだし、本当に難しい状況。1点とっても守りきれなかったり、先に失点してしまったり。とにかく、そこを変えていかないと」。勝利のためには得点が必要だが、守備を疎かにすると失点しがちで敗戦がチラつく岐阜の陥った負のサイクルを抜け出すため「一生懸命毎日変えている。それが成功するか、失敗するのかは分からないがもがいている」。そして「勝点3がベースとならなければいけないし理想。そう簡単ではない」と事実を認めながら、「前には進めている」との視線をチームに落としている。

一方で、「そういったチャレンジがしたくて岐阜に移籍してきたので、(個人としては)非常に充実している」という。加入後、地元でのデビューとなった第30節のアウェイ琉球戦では、巧みなポジショニングやカバーリング技術を駆使して勝利に貢献。更に、長いボールでの得点のキッカケ作りも「ゴールを守るのはDFの仕事。ただ、全体で守ることが大事だし、守り過ぎるとこのチームの個性が死んでしまう。そこは絶対に潰してはいけないし、話し合っていきたい。全てを、同じくらいにやらなければいけない」との公言どおり。北野誠監督も「彼はJ1でやっていた選手だから」と賞賛している。

「失っていたものが何か分かっていたら、移籍の必要なんてない。やっぱりそういうものはシーズンが終わってみて、『こういうシーズンだったな』と突き詰めて、反省して、昨年できなかったことをするために、毎シーズンプレーしている」と當間。そして、「いま必要なことは、チームが勝利することが、僕にとって必要なこと。そういうようにベクトルを向けている。まずは勝ちにいきたい」。

「まずは守備から」と北野監督が語るゲームプランを実行する今節・山口戦。當間の後方からの鼓舞が、どんな結果に導くか。要注目だ。

文:岩波陽平(岐阜担当)


明治安田生命J2リーグ 第35節
10月6日(日)19:00KO 長良川
FC岐阜 vs レノファ山口FC
岐阜メモリアルセンター長良川競技場(FC岐阜)
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