【栃木 vs 福岡】古巣福岡との大一番に向けて枝村匠馬「気持ちを込めてプレーします」

2019年9月13日(金)



前節は岐阜との残留争い直接対決に90分から途中出場。岐阜に押し込まれる苦しい時間帯に投入されると、それまで劣勢だったセカンドボールに対し、持ち前の読みの鋭さを発揮、相手の猛攻を鎮静化させた。

「サッカーは相手がいるので、スタメンでもサブでも状況を見ながら判断しつつやるということです」

枝村匠馬(写真)らしいクレバーさが凝縮した数分間だった。

ゲームを客観でも見られる枝村は、降格圏に喘ぎ、得点力に課題を持つチームがまずやるべき課題をこう挙げる。

「仕掛けたり、ゴールに向かったりする場面で選手が単体にならないようにしないと。ボールを持っている選手に周りが反応するとか、ボールを持っている選手も周りを簡単に使うとか。そういう基本的なことがまだまだだし、チームとして懸命に取り組んでいるので何とか改善したい」

枝村の武器は相手ゴール前のスペースにいつの間にか現れ、決定的なプレーに関われる状況判断の鋭さにあるが、今季はチーム事情もあり、後期戦になって出場機会が減る中で気の利いたプレーをなかなか出せずにいる。

ただ、出場機会が減っていた夏場も、チームが用意する強度の高いトレーニングをひたすら全力でこなそうとする姿があった。やり切るんだという思いが十分に伝わるそれだった。枝村は今季、2月になっても所属先が決まらず、開幕前に滑り込みで栃木に加入できた身だった。口には出すタイプではないが、今季に懸ける思いは人一倍強い。

チームの結果が出ないときの苦しさは15年の清水でも経験済みだ。やるべきことはわかっている。

「そのときは苦しいけれど、やっぱり、目の前に試合に向けてしっかり準備することに尽きるんですよ。気持ちを込めて目の前の練習に向き合えるかどうか。それをチームで徹底することが一番大事になってくる」

31節が終わって栃木は降格圏の21位。厳しい状況下で次戦は、昨季所属した古巣のアビスパ福岡との残留争い直接対決を迎える。勝たないといけない大一番に向けて、枝村の気持ちはシンプルだ。

「こういう苦しい状況でもサポーターが支えてくれている。彼・彼女らのためにも感謝の気持ちを結果で表現したい」

文:鈴木康浩(栃木担当)


明治安田生命J2リーグ 第32節
9月14日(土)19:00KO 栃木グ
栃木SC vs アビスパ福岡
栃木県グリーンスタジアム(栃木SC)
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