【磐田 vs 広島】J1第3節大分戦以来のリーグ先発となったムサエフ。新監督の下で再び輝きを解き放てるか。

2019年8月30日(金)


前節・C大阪戦で、リーグ戦ではJ1第3節大分戦以来となる先発からピッチに立ったムサエフ(写真)は、新指揮官の下で再び輝きを取り戻せる大きなチャンスが巡ってきている1人だ。最もポジション争いが熾烈なポジションでもあるボランチで、その競争に打ち勝つことができるか。チームは、最下位と厳しい状況にあるが、ピッチにダイナモが帰ってきたことは心強い。

磐田へ加入した17年は、リーグ戦で31試合に出場し、主力として大活躍。6位に躍進したチームの大きな原動力になった。ただ18年は、シーズン序盤に右ひざ前十字靭帯損傷を負傷し、怪我に悩まされるシーズンを過ごすと、今シーズンは、シーズン序盤こそ途中出場から短い出場時間を与えられることはあったが、先発はわずか2試合とここまで満足いく活躍を見せられていない。その中で21試合ぶりの先発ピッチに立った前節は、83分までプレーしたが、久しぶりの先発に本人も相当な疲労感を感じたようで「コンディションを上げていきたい」とこの3年間で上達した日本語で更なるパフォーマンス向上を誓っている。

新監督を迎えてその初陣となった前節は、フベロ新監督の下で戦い方にも少しずつ変化が見られた。特に今まで以上に前線から積極的にハイプレスを仕掛けることも多かったが、ハイプレスを志向する中でボールの奪いどころにもなることが多いボランチには、これまで以上に高い守備強度が求められることになる。広範囲にカバーできる豊富な運動量とボールを奪う能力に長けるムサエフが、 “フベロ・ジュビロ”が志向するサッカーにピタリとハマる大きな可能性を秘めている。新たな指揮官の下で日々の練習でも「監督にはいつもインテンシティが求められるし、プレッシャーも前に後ろにと行かなければいけない」とハードワークを要求されているが、新監督が志向するサッカーにムサエフも「Good」と好感触を示している。

ただ一方で、「修正点は、ボールを奪った後のプレー。簡単に失ってまたディフェンスからスタートする場面が前半から多くあった」と前節C大阪戦の課題をフベロ監督が言及しているように、守備から攻撃に素早く移行できるチャンスも多かったが、一方でそこでボールを失う場面も多かった。そこで素早く攻撃に移行できれば、相手にとってもより脅威を与えられる。「(攻撃面では)縦に速く攻撃したり、右から左、左から右へとサイドチェンジも多い」とムサエフが話すように、素早く攻撃へ転じることが重要となる。ハイプレスを志向する中でボールを奪う位置も自然と高くなることが予想される中で、そこから前線へ素早く預けることができれば、得点力不足という解消にも向かっていくはずだ。そういう意味でも前線と最終ラインを繋ぐボランチが担う役割は大きい。巡ってきたチャンスを自らの手で手繰り寄せるためにも、今節広島戦で前節出た課題を修正できるか。レギュラー定着に向けた次の壁になるだろう。

文:森亮太(磐田担当)


明治安田生命J1リーグ 第25節
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ジュビロ磐田 vs サンフレッチェ広島
ヤマハスタジアム(磐田)(ジュビロ磐田)
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