【柏 vs 新潟】3試合6得点、オルンガが止まらない

2019年8月30日(金)


第27節の山口戦ではハットトリック、第28節の長崎戦では打点の高いヘッドで決勝点を挙げ、前節の岐阜戦では2得点を記録した。3試合で6得点という荒稼ぎである。これによって14得点に伸ばし、現在得点ランキングトップに立つイ ヨンジェ、呉屋大翔の17得点を射程に捉えた。
特筆すべきは、6月から7月にかけて、アフリカネーションズカップ出場のため、1か月以上もの間チームを離れていたにも関わらず、この得点数を上げていることである。出場20試合で14得点は驚異的なアベレージだ。

オルンガ(写真)が柏に加入したのは昨年の夏。加入当初から規格外の力を見せていたが、途中からの加入だった昨季とは異なり、シーズンのスタートからプレーすることによって今季はより高い水準でチームへの順応を見せている。
圧倒的な身体能力を武器としながらもクレバーな面もあり、例えばクリスティアーノが鋭いクロスを入れてくる時はゴール前へ飛び込むのに対し、長崎戦のようにクリスティアーノが出場停止で、ショートパスとドリブルが武器のマテウス サヴィオが出場した際には、中盤に落ちてポゼッションに関わるなど、その状況に応じたプレーを繰り出す。

先ほど「得点王を射程に捉えた」と書いたが、オルンガが狙うのは個人タイトルではなく、あくまでチームの勝利だ。
「一見、得点王を狙っていると周りから思われるかもしれませんが、私自身は日々練習でハードワークをしてチームに貢献するために頑張ることが結果につながると思っています。私が得点王になりたいと意識してしまっては焦点がずれて、自分がワガママなプレーに走り、それによってチームの目標である昇格と優勝から違う方向にずれていく可能性があります」

この目標はシーズン当初からまったくぶれていない。今季の初め、オルンガに目標を訊ねたときも、彼はあくまで「J1昇格が私の目標です」と言い、個人的な得点数に関しては「明確な得点数はありません。二桁得点決められればいいと思っています」と謙遜気味に答えていた。

規格外の能力を持つ選手が、フォア・ザ・チームの意識を貫く。対戦相手は、当然オルンガを警戒し、マークが引き付けられる。そうなれば今度はクリスティアーノ、江坂任、瀬川祐輔がフリーになり、チームの勝利を最優先に考えるオルンガは、自分にマークが引き付けられたのを逆手に取って味方を生かす。

11連勝中で柏が記録した得点は31。8月の4試合だけをみれば15得点だ。オルンガが得点を決めていることだけではなく、彼が周りを生かすことで柏のゴールラッシュが生まれている。

文:鈴木潤(柏担当)


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