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【仙台 vs 湘南】韋駄天ジャーメイン良が、湘南のゴールに襲いかかる

2019年8月23日(金)


8月21日、仙台の練習場では狭いエリアでのミニゲームが行われていた。フィールドプレーヤーは3対3で、互いのゴールがとても近い。一本あたり1分30秒と短時間のゲームが、相手を変えながら次々に進められる。この速いテンポのメニューで攻撃側のどの選手も積極的にゴールを狙い、そして守備側は次々飛んでくるシュートからゴールを守る。その中で、狭いエリアでも一際鋭い動きでゴールに迫ってネットを揺らしていたFWがいた。

そのFW、ジャーメイン良(写真)は、一週間前に公式戦のピッチに戻ってきた。プロ2年目の今季は、JリーグYBCルヴァンカップのグループステージ第1戦で2得点すると、明治安田J1リーグ戦でも先発出場のチャンスをつかむ。チームがなかなか勝てなかった序盤戦に、何とかチームを白星に近づけるゴールを取ろうと奮戦した。しかし左足を痛め、6月5日に手術。全治約3ヶ月と診断され、しばらく実戦から離れていた。

8月14日、傷の癒えたジャーメインは天皇杯3回戦・富山戦で実戦に復帰。渡邉晋監督は練習の中で復帰後一気にコンディションを上げたこのFWを見て「(状態が)いいときに、ピチピチのジャメ(ジャーメイン)を使いたかった」と先発起用を決断。ジャーメイン本人は久しぶりの公式戦で前半は動きが重かったとのことだが、「後半に徐々に動ける感覚が少しずつ戻ってきました」と、時間の経過とともに動きが軽快に。2トップを組んだジオゴ アコスタや阿部拓馬を活かすプレーをしたかと思えば、自らもストライド走による高速突破で相手ゴールに迫る。そして73分、飯尾竜太朗のスローインを右サイドの深い位置で受けると、ついてきた2人のDFを素早いターンで一気に振り切った。ゴール前に突進した背番号19は、この試合の決勝点をもぎ取った。

それから中二日で迎えたJ1第23節・川崎F戦でも、ジャーメインはベンチ入り。出場は終盤にとどまったが、今後のリーグ戦でも再び出番をつかめそうな雰囲気を、現時点で醸し出している。

JFA・Jリーグ特別指定選手だった一昨年や、ルーキーだった昨季当初には、まだ相手ゴール前へ一直線に突破するかたちが目立ちがちだった。しかし昨年の夏頃から、地道に磨いてきた動きが、彼のプレーの幅を広げた。「相手守備陣の間でボールをもらうようなプレーには、去年から取り組んできました」。相手ゴール正面だけでなく、富山戦の得点場面のようにサイドに開いた位置でもその動きを発揮し、ゴールに結びつけられるように成長を続けている。負傷でピッチを離れていた間も、できるだけ筋力強化に務めるとともに、様々なプレーイメージをふくらませていた。

「体も動けるようになって、ゴールをイメージしやすくなってきました」と、ミニゲームで好感触を得たジャーメイン。次節の相手である湘南は神奈川県厚木市出身の彼にとっては、子供時代から身近だったクラブだが、プロ入り後の対戦はカップ戦の途中出場のみ。リーグ戦ではここまで出番がなかったが、今回の対戦でジャーメインはピッチに立てるか。そしてプレーの幅を広げているこの韋駄天は、ピッチに立てばチームを勝利に導くゴールを決められるか。「どの場所でプレーするにしても、一番にはゴールを目指します」。中央からでもサイドからでも、ジャーメインは湘南ゴールに襲いかかる。

文:板垣晴朗(仙台担当)


明治安田生命J1リーグ 第24節
8月24日(土)19:00KO ユアスタ
ベガルタ仙台 vs 湘南ベルマーレ
ユアテックスタジアム仙台(ベガルタ仙台)
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