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【名古屋 vs 横浜FM】丸山祐市の1ヵ月半ぶりの復帰が濃厚。チームの旗印が見せる、魂の全力プレーに声援を

2019年8月23日(金)


今季の明治安田生命J1リーグも24節を迎え、今節が終わればそれぞれのチームにとっての残り10試合のラストスパートが始まる。10試合勝ちなしの暗いトンネルから抜け出した名古屋もまた、AFCチャンピオンズリーグ出場権獲得という目標達成へ向けてのシビアな戦いが本格化するわけだが、それには残り全勝ペースも辞さない覚悟と気合が必要だ。川崎Fをホームゲームで下し、勢いに乗ったかと思われた前節松本戦は土壇場で1-1の引き分けに持ち込む苦しい試合になったが、敵地での勝点1は悪いものではないとは選手全員の共通認識。もちろんそこにはホームでの勝点3を条件とする考え方があるわけだが、そう簡単な仕事ではないこともまた理解している。今節で迎え撃つのは現在3連敗中も5位と上位を争う横浜FMであり、強敵相手という部分でも任務のハードルは格段に高くなろうものだ。

まずは攻守に隙の無い戦いをしたい名古屋だが、この難戦を前にチームには朗報も届いている。それがキャプテン丸山祐市(写真)の復帰である。7月7日の18節湘南戦で左ひざを負傷した守備の要は、「チームが厳しい状況で離脱してしまったことには申し訳ない気持ちがあった」と焦れる気持ちを懸命に抑えて治療とリハビリに専念し、前週からピッチに姿を見せるようになると今週は満を持して全体練習に復帰。さっそく対人プレーも紅白戦もこなし、横浜FMとのホームゲームでの実戦復帰も濃厚な情勢となってきている。彼の不在時は宮原和也や藤井陽也がその穴を埋め、特に藤井は若いながらのフレッシュなプレーで名古屋の光明となろうとしていたが、戻って早々に周囲との好連係や抜け目のないデイフェンスを披露する丸山の能力の高さもまた本物だ。無理をさせる必要はないが、難敵を前に経験でも守れるDFリーダーを指揮官が起用したとしても、十分に納得はいく。

本人は「万全かと言われたら自分はそうではないですが、監督がもし使ってくれるのであれば責任感をもってやりたい」と至って謙虚だが、トレーニング中に見せる細やかなディフェンスと周囲を操るコーチングの声は6週間の欠場期間を感じさせない的確さもあり、スタンドあるいは練習ピッチの外から見るチームの動きに目を凝らしてきたことがよくわかる。「今は選手同士の距離感がすごく良くなった。それに得点が先に取れている。それが良いゲームができている証拠です」。何かを変えたわけでなく、貫き続けてきたスタイルが今ふたたび効力を発揮してきていると語る丸山は、“常に目の前の一戦”という変わらぬチームマインドについても改めて、戦いへの想いを重ねるのだった。

「目標はもちろんACL出場権というところにありますが、次の一戦というところが結果としては上位進出の要因になると思います。一歩一歩を少しずつでも積み重ねることが、上位につながる。今は順位もちょうど真ん中あたりにいるので、ここで負け始めれば下位に沈みますし、去年のようにまた残留争いをするのは僕も嫌です。サポーターの方々も上位争いをしている状況が理想的でしょうし、勝点をなるべく積み重ねられるように、ここからの一戦一戦を闘っていく気持ちです」

今節の瑞穂はすでに前売りチケットが完売しており、第20節G大阪戦、22節川崎F戦に引き続き、3試合連続ホームゲームチケット完売という快記録が生まれている。丸山は「満員にならなくてもずっと日頃から応援してもらえていることを感じている。勝てない状況でも応援し続けてもらえたことが、今のチーム状況につながっている」とサポーターに最敬礼。そして「選手は勝てるように精いっぱい全力を尽くすだけ」と奮闘を誓う。主将として、守備のリーダーとして、そして闘う選手たちの先頭に立つ者として。戻ってくる丸山祐市の雄姿に、誰もが期待を寄せている。

文:今井雄一朗(名古屋担当)


明治安田生命J1リーグ 第24節
8月24日(土)18:00KO パロ瑞穂
名古屋グランパス vs 横浜F・マリノス
パロマ瑞穂スタジアム(名古屋グランパス)
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