【浦和 vs 松本】パフォーマンス自体は悪くない西川周作、今度こそクリーンシートで笑顔に

2019年8月22日(木)


最後の門を預かる身としては、忸怩たる思いがあるはずだ。浦和は現在、天皇杯を含めた公式戦で7試合連続失点している。クリーンシートで終えた最後の試合は7月6日の仙台戦と1カ月半前にさかのぼらなければならない。常に無失点にこだわってプレーしているGK西川周作(写真)にとっては受け入れがたい現実だ。

もっとも、外から冷静に見れば、失点の原因の多くは守護神のパフォーマンス以外のところにある。むしろ、西川の出来は悪くないどころか、スーパーセーブで度々ゴールを阻んでいる。彼がゴール前に君臨していなければ、結果が変わっていた試合も少なくない。

ホームで2-2の引き分けに終わった名古屋戦も、序盤にGKだけでは防ぎきれない形で2失点を喫したものの、その後はファインセーブを連発してゴールを割られなかった。試合後、勝点3を取れなかったことに悔しさを覗かせつつも「ジョー選手のピンチだったり、前田選手のシュートだったりを自分が防ぐことで、そのあとに得点も入っている」と話したように、もしその働きがなければ、勝点1を取ることも難しかった。

続く札幌戦も事情は似ている。先制した直後にカウンターから鈴木武蔵にGKにはノーチャンスの弾丸シュートを決められたが、試合開始直後に見せたセットプレー時のビッグセーブや、後半にチャナティップに至近距離から打たれた反転ボレーのシュートストップがなければ、やはり引き分けることはできなかったはずだ。

むろん、前節神戸戦の1失点目につながったセービング(斜め前にではなく斜め後方にはじき出していれば…)のようにベストなプレーを出せなかったシーンもなくはないが、惨敗を喫したこの一戦でも好判断の飛び出し、驚異的な反射神経でゴールを阻む場面はあり、最近のパフォーマンスは十分に良い部類に入るだろう。

真っ正面に飛んできたボールを防いでいるだけに見える時も「前に来てるのは正しいポジショニングが取れているからでもある」と言うように、適切な状況判断が一見ラッキーに写るようなセーブシーンを作り出している場合もある。

ただ、個人のパフォーマンスが優れていたとしても、それが勝利につながらなければ喜べない。リーグ戦では7月20日の磐田戦を最後に白星から遠ざかっている。松本山雅戦では今度こそクリーンシートで90分を乗り切り、チームメートと歓喜の輪を作りたい。

文:神谷正明(浦和担当)


明治安田生命J1リーグ 第24節
8月23日(金)19:30KO 埼玉
浦和レッズ vs 松本山雅FC
埼玉スタジアム2002(浦和レッズ)
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