【町田 vs 福岡】町田の高卒ルーキー、佐野海舟の成長と苦しみ

2019年7月13日(土)


佐野海舟(写真)は米子北高校からFC町田ゼルビアに加入したルーキー。2000年12月30日生まれだから、まだしばらくは18歳だ。

彼は第14節・京都サンガ戦でプロ初先発を飾ると、そこから8試合中7試合に先発している。高校時代は主にボランチで起用されていた彼だが、今は左右のサイドバックで起用されている。

18歳がJ2のリーグ戦で先発するだけでも十分に立派だが、佐野はまだ「壁」に苦しんでいる感がある。7日のレノファ山口戦は右サイドバックで起用され、前半36分の1失点目に絡んだ。

山口の高井和馬がサイドに抜け出し、佐野は追走していった。高井は中、縦と二度切り返してズレを作り、ループシュートを打つ。佐野は振り切られずついていたが、わずかに寄せが甘く、シュートを弾ききれなかった。

佐野は言う。
「相手が先に走っていたので、追いつかないと話にならないと思った。切り返したときは上手く対応できていた。でもその次、もう一回切り返されたときの反応が少し遅れてしまった。もしファーに打たれたら(コースを)切れているつもりだったけれど、そこを(ニアに)ループシュートを打たれた。もっと自分が上手く付いていけていたら、弾けていたと思います」

佐野はアプローチの鋭さ、潜り込んで奪い切る対人守備の強さを持っている。「自分の間合い」で1対1に持ち込めたときは、今だってしっかり対応できている。ただ駆け引きが巧みで、予想外のプレーを繰り出してくるのがプロだ。

攻撃参加のタイミングや、コースの切り方など、チームに適応し始めている部分もある。プロ入りしてからの半年足らずで、身体も見違えるほど逞しくなった。

もちろん本人は「新人の割に上手くやれている」「そのうち良くなる」という甘い評価なども望んでいないだろう。他の選手の状態が上がれば、佐野の出番は奪われるのかもしれない。しかし才能のある若者がもがいている様子には、応援のしがいがある。サポーターの皆さんにも「今の佐野海舟」をしっかり見てもらいたい。

文:大島和人(町田担当)


明治安田生命J2リーグ 第22節
7月14日(日)18:00KO 町田
FC町田ゼルビア vs アビスパ福岡
町田市立陸上競技場(FC町田ゼルビア)
みんなの総合評価 (3.5)
臨場感 (3.2)
アクセス (2.2)
イベント充実 (3.7)
グルメ (4.0)
アウェイお楽しみ (3.4)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

移籍情報