【水戸 vs 横浜FC】 ウォーミングアップコラム:浅野雄也選手「躍動感あふれるプレーがチームを勢いづける」

2019年6月21日(金)



自らの殻を破る一撃だった。第17節福岡戦、1点のビハインドで迎えた15分。中央でボールを持った浅野雄也(写真)はそのままドリブルを仕掛けて切り込んでいく。そしてペナルティエリア前でDFを抜き切らずに左足を一閃。地を這うような弾道でゴールネットに突き刺した。

チームにとって大きな大きな1点だった。けがで木村祐志と細川淳矢が欠場。さらに攻守の要である前寛之も出場停止で欠いた。前節山形戦では徹底して相手に対策を練られて、チームとしてのよさを出し切れずに敗戦を喫した。その中で先制を許してしまい、チームに嫌なムードが流れていた。それを断ち切るゴールであったのだ。そして、水戸は逆転に成功。今季最多の4得点を挙げて勝利をおさめた。この日の主役は2得点を決めた浅野であった。

プロ1年目ながらもコンスタントに試合出場を重ねている浅野だが、前回先発を飾った第14節柏戦では持ち味のスピードを生かせず、不完全燃焼に終わってしまった。だからこそ、先発出場を言い渡された福岡戦に向けて期する思いがあった。「(柏戦を)しっかり自分自身を振り返られたと思います。自分が何をやらなければいけないのか考えられた」と頭を整理して臨むことができたという。サイド突破を狙うだけでなく、動き方を工夫し、さらに周囲との連係を深めることによって、自らのスピードをさらに生かそうとした。それが生きた試合であった。

ただ、試合後「これで満足しているわけではない」と気を引き締め直し、さらに「継続していかなければ意味がない」と自らに言い聞かせるようにそう口にした。1試合の活躍ならば、勢いでできてしまうことがある。そうではないことを証明するためにも、活躍し続けることが重要だ。1試合のパフォーマンスに一喜一憂することなく、自らと向かい合って進化していく。

シーズンはまだ半分以上残っている。開幕から上位争いを繰り広げてきた水戸だが、この状況で戦い続けるためにも、若手の台頭は不可欠だ。だからこそ、福岡戦で見せた浅野と村田航一の大卒ルーキーコンビの活躍はチームにとって大きな希望となったことは間違いない。現状で満足しない。さらなる高い場所を目指して、ゴールに向かっていく。

浅野の躍動感あふれるプレーが、水戸をさらに勢いづけていく。

文:佐藤拓也(水戸担当)


明治安田生命J2リーグ 第19節
6月22日(土)18:00KO Ksスタ
水戸ホーリーホック vs 横浜FC
ケーズデンキスタジアム水戸(水戸ホーリーホック)
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