【柏 vs 仙台】 ウォーミングアップコラム:宮本駿晃、プロ2年目の変化

2019年5月21日(火)


今から約2年前の2017年5月31日。JリーグYBCルヴァンカップ、グループステージ第6戦の北海道コンサドーレ札幌戦で、宮本駿晃(写真)はデビューを飾った。この時、宮本は18歳の誕生日を直前に控えた高校3年生。正式にトップチームへ昇格する一足先に、2種登録選手としてプロのピッチに立った。 

この試合、柏は1-2で敗れるのだが、柏が奪った1点は宮本の強烈な左足シュートがネットに突き刺さったものだった。U-18時代では攻撃参加を得意としたアグレッシブな左サイドバックとして活躍し、上下動を繰り返すことができる頑張れる選手である。そして何より、左足キックは強烈だ。

だが、ルーキーイヤーの昨年は、カップ戦を中心に出場機会を得ても、試合後には「もうちょっと思い切ってやればよかったです」と後悔の言葉を口にすることが多かった。プロの水に慣れていないせいか、彼の持ち味である思い切りの良さやアグレッシブさが発揮できていなかった。

ただ、プロ2年目を迎え、宮本の意識には少しずつ変化が表れている。

「一回出場しても、次の試合までに間隔が空いてしまうと難しい面がありますけど、今年はルヴァンカップでは試合に出られているので、前の試合の反省をすぐに活かせる状況にあります」

今季はルヴァンカップ全試合に起用され、明治安田生命J2リーグでも第11節の横浜FC戦で念願のリーグ戦デビューを飾った。ここまでの公式戦出場試合数は6。ルーキーイヤーの昨年の出場試合数4を、早くも塗り替えている。

サイドバックだが「点を取りたいです」と言うように、得点の意欲が非常に高い。「『ドリブルで持っていって決める』と思えるぐらいにメンタルが強くならなければいけないと思います」と自らに言い聞かせるように言い、試合に向けては「ボールを持ったらまずは前を向いて仕掛けていきたいと思います。ゴールを一番に考えて、遠目からでもどんどんシュートを打って、相手のゴールを脅かしたい」と貪欲に得点を狙うことを明言している。

柏はリーグ戦でも深刻な決定力不足に陥り、それが原因でスコアレスドローの試合を続けている。この状況を誰が打破するのか。ミドルレンジでシュートを狙える宮本には、その期待がかかる。

2年前の札幌で、強烈な左足を決めた時のように。

文:鈴木潤(柏担当)


JリーグYBCルヴァンカップ 第6節
5月22日(水)19:00KO 三協F柏
柏レイソル vs ベガルタ仙台
三協フロンテア柏スタジアム(柏レイソル)
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