【徳島 vs 山形】 ウォーミングアップコラム:J通算150試合を目前に、その軌跡を言葉にした野村直輝。

2019年5月18日(土)


今季から徳島に加入した野村直輝(写真)。プロ入りからの5年間は横浜FCで過ごし、J通算149試合のほとんどはその横浜FCで積み上げたものである。

節目ごとに様々な振り返りがあると思うが、野村はこの149試合をこう振り返る。100試合目までは「とにかく、がむしゃらにやっていた」。いま思えばその時期に得た経験、出会った先輩や仲間こそ大切な財産であることを聞かせてくれた。

「小池純輝選手、飯尾一慶選手、安英学選手、渡辺匠選手、青木翔大選手とか。自分が出場できなかったときにお世話になったり、よく面倒を見てくれた人の話してくれたことが、試合にたくさん出場するようになって少しずつわかるようになってきた。なぜあの時、あの人たちが、あのようなことを言っていたのか。だんだん、わかるようになってきた」

その学びを自らピッチで実践したのが昨季の36試合。「チームのために行動することの大切さを最も意識してできた。それが実際にチームの結果にも反映されて、より成長できたと思う」。野村にとって、かけがえのない経験をした横浜FCの5年間となった。

そして、自身初の移籍で徳島に加入。いまの自分について「若い勢いでプレーをした時期があり、試合に出られない時期があり、出場できない気持ちを知り、その気持ちを知った上で出場する経験も経て、チームのことを考えることで昇格に手が届きそうな経験もして、でもギリギリ届かない経験もした。その5年間で個人から組織まで、全部を経験して1周した感じがする。その経験を持って、いまは新境地でチャレンジしている」

2周目に入った野村だが、チームメイトや組織のことを重んじる姿勢は変わらない。出場できる選手がいれば、出場できない選手も当然いる。だが、チームとは、そういう選手たちすべてをひっくるめて1つである。「自分自身が出場できなかったことは一生忘れない。その悔しさであったり、技術的に負けていない!って思っていたとしても起用されなければ披露する場所はない。あのときの気持ちを考えると、出場する選手たちはピッチ内だけではなく、ピッチ外でも日頃どんな振る舞いをするべきかを意識して大切にしなければならない」

そして、34選手いれば34の物語が存在する。「それぞれにストーリーがある中で、自分が選ばれて出場する大切さというか。そう考えてプレーできればチームメイトのために頑張れる。その気持ちが負けの試合を引き分けにしたり、引き分けの試合を勝利にしたり、結果につながっていくものだと思う。戦術とかではない理由で。そういう気持ちの土台の上に、スタッフたちが考えた戦い方を1週間かけて準備して、出場する選手はチーム全員の思いを背負って戦う。そうなれば結果はまた違ってくると思う」

34の物語から、今日は野村のストーリー。

文:柏原敏(徳島担当)


明治安田生命J2リーグ 第14節
5月19日(日)14:00KO 鳴門大塚
徳島ヴォルティス vs モンテディオ山形
鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム(徳島ヴォルティス)
みんなの総合評価 (4.2)
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