【藤枝 vs 群馬】 ウォーミングアップコラム:群馬時代から一皮も二皮もむけたCB川島將。古巣対戦でさらなる伸びしろを証明する!

2019年5月17日(金)


今季は8試合中5試合で無失点という堅守で上位をキープしている藤枝MYFC。とくにホーム・藤枝総合では、ここまで3勝1分で無失点をキープし(得点4/失点0)、非常に安定した戦いを続けている。

そんな中で迎える3週間ぶりのホームゲームは、昨年は最後まで昇格争いを演じていた群馬との対戦。藤枝には以前から群馬出身の選手が多く(現在は4人)、その意味でも楽しみな要素が多い。新しいところでは、昨年松本から群馬に期限付き移籍していたMF星原健太、昨年8月に群馬から来たMF出岡大輝、古株では2012-13年に在籍していたFW遠藤敬佑、そして4人の中で現在もっともコンスタントに出場しているDF川島將(写真)と、能力の高い選手が揃っている。

とくに川島は、群馬から藤枝に来て大きくステップアップした選手だ。2014年に東京国際大学を卒業して栃木ウーヴァFC(当時JFL)に加入し、潜在能力を買われて15年にJ2の群馬に移籍。群馬では思うように出番が得られなかったが、16年の7月に藤枝に期限付き移籍すると、すぐに主力として大活躍。17年には藤枝に完全移籍し、試合経験を重ねるごとに成長を続けて高い守備力を発揮したことによって、18年は北九州に引き抜かれた。

「藤枝に来て、自分の特徴をより引き出してもらえたと思います。対人の強さやカバーリング、機動力といった部分も、より生かせるようになってきたと感じています」と川島本人も当時を振り返る。183cm/77kgという体格だけでなく、ジャンプ力やアジリティにも恵まれているところが彼の大きな魅力だ。

昨年の北九州では、チームの低迷もあって本来の力を十分に発揮できなかったが、今季は再び声をかけてくれた藤枝に「感謝と恩返しの気持ち」を持って復帰。開幕当初は、守備について細部まで緻密な対応を徹底する石崎信弘監督の要求に応えきれず、4節までは先発出場がなかったが、その中でも前向きに多くのことを吸収してきた。
「守備のときの細かいポジショニングとか、前の選手とコミュニケーションをとりながらどうプレッシャーをかけていくか、どう守備をしていくかとか、練習から石さん(石崎監督)に口酸っぱく言われているので、すごく勉強になっています」(川島)

そして、徐々に石崎流の守備を消化できるようになってきたところで第5節の沼津戦に初先発。ロングボールやパワープレーの多い沼津に対して持ち前の高さや強さを存分に発揮し、勝ちきれなかったものの0-0のドローに貢献して指揮官の信頼をつかんだ。以降はフル出場を続けて、1試合ごとに多くのことを吸収し、さらに成長を続けている。

だからこそ、藤枝での群馬との初対戦が実現し、「群馬のスタッフやサポーターの皆さんに、自分が成長した姿を見せたいです」(川島)と本当に楽しみにしている。
今年2月で27歳になったが、センターバックはここから経験を重ねてまだまだ成長できるポジションでもある。DFラインの隣には、36歳になっても一線級の力を発揮している秋本倫孝がいて、「すごく頼りになるし、学べる部分が多いです」と川島も言う。

人間的にも非常にまじめで前向きで、明るさもある川島。身体能力から見ても、学ぶ姿勢という面から見ても、まだまだ大きな伸びしろがあることは間違いない。今季は攻撃の面でも、積極的に前線に上がっていくなど強い意欲を見せており、セットプレーから点を取る力にも磨きをかけている。

プロの舞台に引き上げてくれた恩のある古巣との対戦が、さらなる飛躍のきっかけになる可能性も十分にあるはずだ。

文:井上慎也(藤枝担当)


明治安田生命J3リーグ 第9節
5月18日(土)13:00KO 藤枝サ
藤枝MYFC vs ザスパクサツ群馬
藤枝総合運動公園サッカー場(藤枝MYFC)
みんなの総合評価 (4.0)
臨場感 (4.1)
アクセス (3.2)
イベント充実 (2.5)
グルメ (3.5)
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