【湘南 vs 長崎】 ウォーミングアップコラム:揺るがぬ想い――中川寛斗

2019年5月7日(火)


1-1で引き分けた前節の名古屋戦を引きつつ、中川寛斗(写真)はトレーニングの充実を口にする。

「みんな全然疲れないし、最後の最後まで出て行ける。一人ひとりのプレーに表れていると思います」

相手に押し込まれた後半も、「守備が多くなっても、それは僕らにとって悪いことじゃない」と語る。

「仮にボール支配率が30%を切るようでも僕らは間違いなくいいサッカーができますし、それは名古屋戦の後半にも繋がっている。実際、後半は守備をしながらも前半よりチャンスを多くつくれていました」

そのうえで、フォーカスするのは質の部分だ。

「最後の最後まで力はあるので、カウンターの質といったところは大事。それは前節の18人だけでなく全員に求められているところ。それが次の長崎戦にも繋がると思います」

中川が触れたように、明日はYBCルヴァンカップ長崎戦が控えている。湘南は目下1勝3敗でAグループ最下位にある。今節勝てば最終節に可能性を託すことができ、負ければ即敗退となる。

思えば、初制覇を果たした昨季も4節を終えた時点で勝点4の3位と、序盤戦の成績は芳しくなかった。

「なにも悪い状況ではないと僕は思います。むしろこういう展開のほうが湘南らしいサッカーができるのではないか。負けなければいいという状況よりも勝たなければいけないほうが力を出せると思う」

2013年、2014年と湘南で過ごして以来、今年5シーズンぶりに加入した。湘南が曺貴裁監督のもとで着々と培うサッカーと今季掲げる「加速」に対する想いの奥行きは、プレシーズンから揺るがぬこんな言葉にも表れる。

「質が伴えばACL(の出場権)は間違いなく取れる。次の長崎戦もすごく重要ですし、目指すべきところに目標点を置いて、練習から質を高めたい。チームとしても僕個人としても、いい波に乗りたいです」

一戦一戦の先に大志があり、大志のために一戦一戦がある。今節の長崎戦も、彼らの日々を映す一戦である。

文:隈元大吾(湘南担当)


JリーグYBCルヴァンカップ 第5節
5月8日(水)19:00KO BMWス
湘南ベルマーレ vs V・ファーレン長崎
Shonan BMW スタジアム平塚(湘南ベルマーレ)
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