【G大阪 vs 清水】 ウォーミングアップコラム:中村敬斗に見られる『変化』。U-23チームで磨き、備えた新たな力。

2019年5月7日(火)



YBCルヴァンカップ第4節のジュビロ磐田戦。途中出場ながら今年4度目となるトップチームの公式戦のピッチに立った。中村敬斗(写真)が出場する直前に相手に得点を許し、2-1と1点差に詰め寄られていた状況から、次の『1点』がものをいう展開だと自覚してゲームに入ったと言う。その中で79分にMF食野亮太郎への絶妙なパスでアシストを記録すると、92分には、縦パスに反応してドリブルでペナルティエリアに持ち込み、フェイントで相手DFに揺さぶりをかけて豪快に右足を振り抜いた。トップチームでの今季初ゴールだった。

そのゴールシーンは加入した時から定評のある『シュート』の巧さを示したものだったが、それ以上に目を引いたのが、『アシスト』シーンだ。それ以前の時間帯でも似たような状況が2度あり、いずれもゴールまでたどり着けなかったことを踏まえれば、また、戦況的に自らシュートを狙う選択もできたはずだが、中村は3度目の正直、と言わんばかりに丁寧に、食野にパスを送り込んだ。
「おそらく2回も引っかかると普通は自分でシュートにいこうと思う選手が多いはずだし、仮に自分で打っていてもゴールになったかも知れません。でも、僕はよりゴールの確率が高いパスを選択しました。それは今年に入って…というか大人になるにつれて必要な選択というか。プロの世界は、自分のエゴだけではやっていけないと学んだことで、周りに生かし、生かされることが必要だと思えるようになった。もっとも、ゴールというのはこれから僕がアンダー世代の代表や上のレベルを目指す上で不可欠だと思っていますが、それを目指すだけでは自分にボールは巡ってこない。今日も、チームのためにエゴを捨てて、確率の高い選択をできたから終盤、僕にもチャンスが巡ってきたんだと思います」

加えて、特筆すべきは『運動量』だ。この日の試合は62分からの出場だったため、終盤まで走り切れたのもある意味当然だが、5月5日に戦った明治安田生命J3リーグ8節・ブラウブリッツ秋田戦のように、先発出場する中で試合終盤まで運動量を落とさずにゴール前に切れ込み、シュートを放てているのは今年に入って見られる変化の1つだと言える。
「森下(仁志)U-23監督のもとでキツい練習をやってきたことで、試合の終盤でも前に出ていけるシーンが増えてきた。これも、昨年から今年にかけて宮本(恒靖)監督が厳しくいろんなことを求めてくれて、それを森下監督に厳しく鍛えてもらったからこそ。ガンバじゃなきゃ学べなかったと思う。これからも、ハードワークを意識しながら、自分の良さを出すことを徹底していきたい」

その姿がコンスタントに見られれば、トップチームで輝く日も近い。

文:高村美砂(G大阪担当)


JリーグYBCルヴァンカップ 第5節
5月8日(水)19:00KO パナスタ
ガンバ大阪 vs 清水エスパルス
パナソニック スタジアム 吹田(ガンバ大阪)
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