【清水 vs 松本】 ウォーミングアップコラム:チーム最年長の守護神・西部洋平。若手以上の強い想いでルヴァンカップにかける

2019年4月23日(火)


ルヴァンカップ・グループステージの前半戦が終わって1勝1分1敗、Dグループの2位につけている清水エスパルス。今節はステージ最後のホームゲームであり、プレーオフステージに進むためには絶対に勝っておきたい一戦となる。
 
と同時に、リーグ戦で出番の少ない選手にとっては、実戦経験を積んでステップアップしていくための重要な舞台でもある。今季の清水でいえば、ヘナト アウグストや六平光成がルヴァンカップでの活躍を経て、リーグ戦での出番を増やしていった。
 
今節の出場が予想される選手の中では、滝裕太と髙橋大悟の高卒2年目コンビも将来が楽しみな存在であり、今季はケガで出遅れた同じ2年目の西村恭史も出番があるかもしれない。北川航也とユース同期の水谷拓磨と西澤健太も虎視眈々とチャンスをうかがっている。
 
また、同じ想いを持つのは若手だけではない。出番が少ない中でも黙々と練習に集中し、若手に範を示している31歳の楠神順平、リーグ戦でもクローザー的に出場している二見宏志、2度にわたる膝の前十字靱帯損傷という大ケガから復帰した鎌田翔雅……。不整脈で出遅れていたドウグラスも、今節で今季初先発となる可能性が出てきた。

そして、チーム最年長(38歳)のGK西部洋平(写真)も、ルヴァンカップに一際強い想いを抱いている1人だ。
 
2016年にJ2に降格したチームを立て直すため6年ぶりに清水に復帰した西部だが、度重なるケガに泣かされ、16年の序盤から2シーズンはまともに試合に出られない状況が続いた。昨年はようやくルヴァンカップで実戦復帰したが、グループステージで敗退し、天皇杯も3回戦負け。六反勇治と遜色ないパフォーマンスを示しながらもリーグ戦ではポジションを奪うまでには至らず、忸怩たる1年を過ごした。

「ルヴァンカップがリーグ戦につながるという思いでみんなやっていて、出られる試合の数を増やすためにも絶対にグループステージを勝ち上がりたかったんですけど、去年は結局最後のところで逃してしまって、本当に悔しい想いをしました。シーズン後半はアピールの場がなくてルヴァンに出ていた選手がリーグに絡むことも少なかったので、今年こそは絶対に決勝トーナメントに行きたいと思っています」(西部)
 
チームとしても、ルヴァンカップでは2012年(当時はナビスコ杯)に準優勝した後、毎年グループステージ敗退が続いている。西部にとってもチームにとっても、まずはプレーオフステージに進むのが最低かつ最大の目標となっているのだ。

そのためにも「まずは目の前の松本戦が大事。ここで勝点1じゃなくて3を取らないと(ルヴァンカップは)終わるというぐらい強い気持ちで戦わないといけない」と西部は言う。
 
アウェイの松本戦(第1節)では、開始5分に先制されながらも一度は追いついたが、89分に高崎寛之に決勝ゴールを奪われて1-2で敗れた。

「前回の松本戦では、高崎選手のポストプレーも含めて、わかっていたことでやられてしまいました。そこは練習で修正を続けているので、今度の試合でもしっかりとやっていきたいです。とくに松本に対しては全体のラインコントロールがすごく大事で、相手はパワフルで高さもあるけど強気にラインを高くしていかないといけないと思います。そのためには状況に応じたラインの上げ下げとか駆け引きの部分もすごく大事になってくるので、そこは自分の経験を生かせると思っています。そこも含めて、とにかく90分間ポジティブな声をかけ続けていきたいです」(西部)
 
セットプレーも松本のストロングポイントであり、そこもGKとしての見せ場となってくるが、西部個人としてもチームとしてもやるべきことはわかっている。最後尾に冷静な状況判断や声かけができる選手がいることは、非常に頼もしいところだ。

「僕らにとっては本当にチャンスだと思うんですよ。それをみんなで戦って絶対に生かしたいし、サポーターにも一緒に戦ってほしいです」(西部)
 
クラブに対する長年の功労者でもある西部の想いを聞いて、「全力で応援しないわけにはいけない」と感じるのは、おそらく筆者1人ではないはずだ。

文:前島芳雄(清水担当)


JリーグYBCルヴァンカップ 第4節
4月24日(水)19:00KO アイスタ
清水エスパルス vs 松本山雅FC
IAIスタジアム日本平(清水エスパルス)
みんなの総合評価 (4.1)
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イベント充実 (3.5)
グルメ (4.1)
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