【仙台 vs 鳥栖】 ウォーミングアップコラム:「先頭に立って、引っ張る選手に」。復活を期す椎橋慧也

2019年4月23日(火)


椎橋慧也(写真)にとって、もどかしい日々が続いていた。年々経験を積み重ねて迎えたプロ4年目に、明治安田J1リーグ開幕戦からピッチに立つべく調子を上げていた。しかし開幕を前に負傷し、長期離脱。チームはJリーグYBCルヴァンカップでは好調な一方で、J1リーグ戦の方ではなかなか勝てずに苦戦。その力になれないことを、椎橋は悔しがった。

「実戦の中で自分のプレーを整理して、勝ちにこだわるプレーをしたい」と語気を強める。リーグ戦とカップ戦が短い間隔で続いたり、アウェイゲームが続いたりしてなかなか練習試合を組めず、全体練習に復帰してからもなかなか実戦感覚を取り戻す機会に恵まれなかった。それでも椎橋は来たる出番に備え、練習の中でも自らのプレーと向き合うとともに、周囲を引き締める声を上げている。

「チャンスを得て、チームの状況を考えて突き詰めた上で、周囲にも発信していかなければ」。もともと、リーダーシップに優れた選手でもある。今季はこれまで以上に「先頭に立って、(チームを)引っ張る選手になります」と意識。今季初めて公式戦のピッチに立つ機会をつかもうとしている今、その思いは強くなっている。

本職はボランチ。攻守のバランスを制御するポジションであり、スペースを埋めたり、パスで味方を効果的に動かしたりするタイプの選手が椎橋だ。

彼の“復帰戦”にして“今季開幕戦”がいつになるかはわからないが、その最も近いチャンスとなりうるのが、24日のルヴァンカップグループステージ第4節の鳥栖戦。この試合では結果次第で、仙台のグループステージ突破が決まる。しかし椎橋は目先の勝利だけでなく先を見据える。「突破がかかることを最初から意識するのではなく、自分に意識を向けて、いいプレーを重ねることがチーム全体の結果につながるようにしたい」。自身の好プレーを、ルヴァンカップでの前進とリーグ戦での上昇というチームの目的達成につなげようとしている。

この選手の言動には、人の顔を上げさせる力がある。それをプレーにも反映させるべく、椎橋は来たる出番に備える。

文:板垣晴朗(仙台担当)


JリーグYBCルヴァンカップ 第4節
4月24日(水)19:00KO ユアスタ
ベガルタ仙台 vs サガン鳥栖
ユアテックスタジアム仙台(ベガルタ仙台)
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