【神戸 vs 広島】 ウォーミングアップコラム:やはり格が違う。この2試合でそれを証明したポドルスキ。

2019年4月13日(土)


昨夏にイニエスタが神戸にやってきた。そして今季にはFIFAワールドカップ2010得点王のビジャも加入。失礼を承知で言えば、このビッグウェーブの中でルーカス ポドルスキの存在感はやや薄れた感があった。だが、やはりこの男は役者が違った。第5節のG大阪戦、翌節の松本山雅戦は、それを強烈に印象付ける2試合だった。

スリッピーな雨のピッチコンディションで行われたG大阪戦。ボールを保持して試合の主導権を握りたい神戸は、前半から司令塔のイニエスタにボールを集めた。だが、G大阪の高宇洋や菅沼駿哉の激しいプレスにイニエスタはやや苦しめられた。頼みのビジャも内転筋に違和感を覚えた影響で本来のパフォーマンスを出しきれず。前半2点ビハインドという苦しい展開を強いられた。なかなか流れを引き戻せない中、神戸のビクトリーロードを切り開いたのがキャプテンのポドルスキだった。

45分。高宇洋との競り合いでポドルスキがFKを獲得すると、そのFKからのこぼれ球をポドルスキが左足ボレーで沈めた。1−2で前半を折り返した54分。今度は高とのフィジカル勝負に勝ったポドルスキが正確なクロスでビジャの同点弾をお膳立て。そして再びG大阪戦にリードを許した後の80分。今度は田中順也の同点弾をアシストした古橋亨梧への超ロングフィードで神戸サポーターを魅了した。

神戸の4得点中、3得点に絡む大活躍。テクニックやスピード、強靭なフィジカルはもちろん、ポドルスキにはチームを勢い付けられるキャプテンとしての天性が備わっている。それを証明したのがG大阪戦だった。試合後、彼はこんなコメントを残している。
「0−2から1点を返せたことでチーム全体が自信を持って自分たちのやりたいことを前に推し進めようという気持ちになった。強い気持ちで自分たちのサッカーを貫き通し、ゴールにつながったことが大きなポイント。0−2から大きく何かを変えたことはなかったので、本当にちょっとしたことで自信を持て、さらに1歩・2歩足を出してプレスをかけるとか、ゴールチャンスを決めきることにつながったのだと思う」

チームに自信と勇気を与えることができる。ポドルスキがキャプテンマークを巻いている理由もここにある。

余談だが、G大阪戦の次に行われた松本山雅戦を、ポドルスキはもも裏の違和感のために回避した。彼のいない神戸は、奇しくG大阪戦と同じ前半2点ビハインドという状況をひっくり返すことができず1−2で苦汁を舐めた。結果的に、出場しなかった松本山雅戦がポドルスキの存在感をより高める結果になっているから面白い。

文:白井邦彦(神戸担当)


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