【新潟 vs 福岡】 ウォーミングアップコラム:自分に目を向けて、渡邊泰基は必ず乗り越え、結果を出す

2019年3月22日(金)


前節を終えた時点でチームは2勝1分1敗。黒星は、ホーム開幕となった前々節の柏戦で喫したものだ。

0-1で敗れたこの試合は、緊張感ある攻防が繰り広げられながら迎えた73分に失点した。柏の右サイドバック小池龍太がグラウンダーで出したクロスを、新潟の左サイドバック渡邊泰基(写真)がクリアし切れず、こぼれ球がゴール前にいた柏のFWオルンガの足下に収まる形となって、蹴り込まれた。

ハーフタイムに渡邊泰は、片渕浩一郎監督からハッパを掛けられていた。「このまま相手のエースを90分抑えたら、お前の評価は上がる。だったら、やっつけてみろよ。絶対に引くな!」

相手のエース、クリスティアーノとマッチアップするだけでなく、そこに小池、MF ヒシャルジソンが絡んでくる柏の猛攻に、渡邊泰は堂々と応戦し続けていた。しかし。

片渕監督は、「自分の言葉が逆効果になったのかもしれない。あれで、泰基が堅くなってしまったのでは」と、73分の場面を振り返る。けれども本人は、これを全否定する。

「そんなことはないです。フチさん(片渕監督)が、僕を奮い立たせようとして言ってくれたのは分かっていたし、実際やれると思っていたし。でもあのとき、普段しないようなミスが出てしまった。それはフチさんの言葉とかではなく、自分のメンタルの問題です。押し込まれた時間帯ということもあって、体の重心をしっかり取れていなかった。自分がフリーだったのも分かっていたし、普通にトラップもできていた。焦りでああなってしまいました。ミスをした自分が悪いだけです」

「メディアのみなさん、その質問しかしないですね。でも仕方ない。もっと練習するしかないです」。淡々と、しかし強い気持ちを宿して語る、19歳の左サイドバック。ホームでの今季初勝利を目指すアビスパ福岡戦に向けた今週のトレーニングでは、全体練習が終わった後、精力的に自主練習をする姿が見られた。それも、何と3種類。同じサイドバックの川口尚紀、サムエル サントスとロングボールを蹴り合い、生駒武志フィジカルコーチの指導の下、ダッシュを繰り返し、最後はMF加藤大と2人で、延々とシュートを繰り返した。

「高校のときは、ほぼ毎日やっていたな、と。まだまだミスが多いし。特にビルドアップのところですね。だからフィードのところを。それからダッシュは、もともと自分は足がつることがあるんですけど、生駒さんに去年言われて自主練に取り入れたらつらなくなった。シュート練習は、やれば感覚が湧いてくるし、クリさん(栗原克志ヘッドコーチ)にも『もっと打っていいんじゃない?』と言われているので」

プロ2年目。左利きで、スピードがあって、19歳の大型サイドバック。新潟生まれで下部組織出身(片渕監督は新潟U-15時代の恩師でもある)とは、まさにクラブの宝。ピッチで躍動し、機を見て左足を豪快に振り抜くとき、やがてビッグスワンは歓喜に包まれるはずだ。

文:大中祐二(新潟担当)


明治安田生命J2リーグ 第5節
3月23日(土)14:00KO デンカS
アルビレックス新潟 vs アビスパ福岡
デンカビッグスワンスタジアム(アルビレックス新潟)
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