【柏 vs 岡山】 ウォーミングアップコラム:古賀太陽、偉大な先輩と同じ道を辿る

2019年3月22日(金)


前節の明治安田生命J2リーグ第4節で、古賀太陽(写真)が今季リーグ戦スタメン初出場を果たした。春季キャンプでは主力組に入ってプレーをしていたが、激しいポジション争いが繰り広げられる中で、開幕以降は主にYBCルヴァンカップで出場機会を掴み、リーグ戦ではサブへ回っていたのだ。

ネルシーニョ監督はキャンプから一貫して古賀をCBで起用していたのに対し、京都戦では本職の左SBを任されたことにある。

「これまであまり左SBをやってこなかったわりにはできたのかなと思います。守備ではそんなにやられる場面はなかったですし、攻撃のところでも自分とタニくん(大谷秀和)、(菊池)大介くんのところで相手を剥がせた回数もあったので、うまくやれていたと思います」

古賀自身も、京都戦の自分のプレーには手応えをつかんだ様子だった。

古賀は今季から背番号が4に変わった。柏の背番号4と言えば、渡辺毅アカデミーダイレクターをはじめ、石川直樹、鈴木大輔、中谷進之介と、ディフェンダーの中核を担う選手が託される番号である。シーズン始動当初、古賀は「自分なんかが付けていいのかなと思った」と、クラブから託された重い背番号に、若干尻込みをするような発言もしていた。そんな古賀が、歴代の背番号4の中で真っ先に名前を挙げ、「あの人のようになりたい」と仰ぎ見る選手がいる。日本代表にして、現在はオリンピック・マルセイユで活躍する酒井宏樹だ。

ネルシーニョ監督に見出された酒井が背番号4を付け、ブレイクを果たした2011年。古賀は柏U-15に所属する中学1年生だった。日立台のスタンドから見ていた酒井の躍動感溢れるプレーに、多感な時期を過ごす13歳の少年が影響を受けないわけがなかった。

古賀と酒井には、背番号や柏アカデミー出身ということ以外にも共通点が多い。身長180センチを超える大柄なSBであること。そのポテンシャルの高さを見込まれて、ともにネルシーニョ監督からCBでも起用されていたこと。そしてアスリートとしては優しすぎる性格が、時にプレー面でのアグレッシブさの足かせとなってしまうことなどである。

ただ、酒井はネルシーニョ監督の下で経験を積み、自信を付け、チームに不可欠な主力選手へと急成長を遂げるどころか、一気に海外へと羽ばたいていった。そう考えれば、古賀も今季の戦いを通じて、酒井と同じ現象が起きてもまったく不思議はない。

「酒井くんが背番号4を付けて活躍したことはよく覚えています。僕もこの番号を付けて活躍したい」

そう言って飛躍を誓う古賀。京都戦のプレーは、明らかにプロ1、2年目からの成長を感じさせた。この先、偉大なる先輩と同じ道を歩むか。柏の背番号4の活躍に注目が集まる。

文:鈴木潤(柏担当)


明治安田生命J2リーグ 第5節
3月23日(土)15:00KO 三協F柏
柏レイソル vs ファジアーノ岡山
三協フロンテア柏スタジアム(柏レイソル)
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