【FC東京 vs 名古屋】 ウォーミングアップコラム:神出鬼没な背番号18 FC東京MF橋本拳人が見せる変化の兆し

2019年3月16日(土)


FC東京が、昨季リーグ6位からのランクアップを目指す上で個々の成長は欠かせない。就任2年目を迎えた長谷川健太監督の戦術はチームに浸透し、各個人のスキルアップや成長が順位にも直結するはずだ。その新たなシーズンが幕を開け、変化を見せている選手がいる。MF橋本拳人(写真)は、J1第2節湘南戦ではチーム2点目を挙げるなど、昨季より攻撃的な姿勢を貫いている。今季開幕前に、背番号18はこう口にした。

「昨季よりもゴール前に入っていく回数を増やしたいし、ミドルシュートの姿勢も出してチャンスに絡んでいきたい」

「よりボランチらしい選手を目指した」という昨季は、最終ラインの前に陣取り、前線とのつなぎ役に撤した。橋本がチームを支えたことで、チームは安定した。だが、一方で、本来のピッチ狭しと動き回るダイナミックな姿は鳴りを潜めた。

今季はゲームの機微を読み、ときには前線へと飛び出すプレーを心掛けてきた。攻撃が手詰まりになったときこそ、橋本の飛び出しが生きる展開となるはずだ。湘南戦で奪った、今季初得点はまさにその形だった。カウンターから永井謙佑の折り返しをディエゴ オリヴェイラが押し込み、そのこぼれ球に飛び込んできたのが橋本だった。そうした「なぜそこに」というプレーこそが、橋本の真骨頂だろう。

今節は、開幕3連勝で首位を走る名古屋が相手だ。勝てば首位奪取の懸かった一戦でもある。

「自分たちのサッカーを隙なくできれば、勝つチャンスは十分にある。勢いもあって、切り替えも速い。いいチームに仕上がっている印象はあるので、気を引き締めて戦いたい。奪った後、どうかいくぐっていくか、背後を突いていくかがボランチとしては意識していきたい。うまくスタートダッシュは切れているので、ここでさらに勢いをつけられるか。ホームなので勝点3がほしい」

長谷川アーリアジャスール、米本拓司、丸山祐市といった、かつて青赤に袖を通した選手たちもいる。バチバチとぶつかり合う中で、間隙を縫って突然ゴール前に現れる背番号18のプレーに注目だ。より脅威を与える選手へ――。変貌を遂げようとしている橋本の成長が、チームをさらに勢い付かせる。



文:馬場康平(FC東京担当)


明治安田生命J1リーグ 第4節
3月17日(日)13:30KO 味スタ
FC東京 vs 名古屋グランパス
味の素スタジアム(FC東京)
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