【柏 vs 鳥栖】 ウォーミングアップコラム:江坂任、満を持して復帰へ

2019年3月12日(火)


3月9日に行われた明治安田生命J2第3節の新潟戦で、江坂任(写真)がベンチメンバー入りを果たした。出場機会はなかったが、指宿キャンプで負傷してから長らく戦列を離れていた背番号10が、ようやく帰ってきたのだ。

ここまでリーグ戦で開幕3連勝を飾り、1週間前のYBCルヴァンカップFC東京戦でも2−1と逆転勝ちを収めた柏は公式戦4連勝中。とりわけ目立つのがクリスティアーノ、オルンガ、瀬川祐輔、日替わりに得点を決めているアタック陣である。だが一方で、クリスティアーノとオルンガという強烈な外国籍選手がいることで、時に攻撃が縦に速くなりすぎ、単調になる傾向も見受けられている。そんな単調になりがちな攻撃にアクセントを与えられる存在が江坂だ。

江坂は昨季の明治安田生命J1でチーム最多タイの9得点を記録した。フィニッシャーとしても優秀だが、昨季最終節のG大阪戦では柏が挙げた4得点中3点に絡んだように、チャンスメーカーとしても高い能力を有する。相手のディフェンスラインとボランチとのわずかに空いたスペースに顔を出し、絶妙のタイミングで味方からボールを引き出しては周囲の選手を活かす。フィニッシュとチャンスメークに長けた万能型のアタッカーである。

江坂は「ここまでの試合を外から客観的に見られたのは良かった」と話している。連勝の中にも、現在のチームが抱える課題を見つけ、そこに自分が入ったらどういうプレーをするか、頭の中でシミュレーションを繰り返していた。
「前で収めることもしないと、良い選手がいるのにもったいない。長いボールを使った攻撃も必要だけど、あの攻撃だけじゃ単調になってしまうので、ボールを収めて違いを生み出したい」
復帰濃厚の鳥栖戦に向けて、自らが思い描く攻撃のイメージをそう語った。

出場すれば、彼にとって今季の初戦となる。ここまで練習試合をこなさずにきているため、「どこまでできるかはやってみないとわからない」と話しているが、リーグとルヴァンカップを並行して戦うことは、それだけこなす試合数が多いことを意味する。江坂が試合勘を磨くには、むしろ好都合だ。

公式戦4連勝と徐々に調子を上げている柏。そこに背番号10、江坂任が満を持して日立台のピッチに帰ってくる。

文:鈴木潤(柏担当)


JリーグYBCルヴァンカップ 第2節
3月13日(水)19:00KO 三協F柏
柏レイソル vs サガン鳥栖
三協フロンテア柏スタジアム(柏レイソル)
みんなの総合評価 (4.2)
臨場感 (4.9)
アクセス (3.5)
イベント充実 (2.9)
グルメ (3.2)
アウェイお楽しみ (3.0)