【熊本 vs 長野】 ウォーミングアップコラム:日々を重ねてきた10年目の片山奨典が示す、やり続けることの価値。

2019年3月9日(土)


熊本の赤いユニフォームに初めて袖を通したのは、9年前。当時チームを率いていた高木琢也監督(今季からJ2大宮監督)から声がかかり、シーズン途中に横浜FCから移籍してきた。以来、怪我に苦しんだシーズンもありながら、重ねた試合は245。片山奨典は今季、熊本で10年目のシーズンを迎える。

J3降格という結果に終わった昨季終了後、練習の前後にも並んでジョギングするなど、一緒にいることの多かった巻誠一郎が引退を発表。年明けの1月20日に行われた新体制発表会見の壇上では、「気づけば10年目、気づけば最年長」と口を開き、集まったサポーターの笑いを誘ったあと、「今年
6歳になる年男ですが、もうひと花、咲かせるように、がんばっていきたい」と続け、大きな拍手を浴びた。

その決意は、練習のグラウンドでも感じ取ることができる。これまで、もちろんピッチ上での指示や要求の声にはキャリア相応の厳しさがあったものの、どちらかといえば、自ら雰囲気を盛り上げるような場面を見ることは少なかった。しかし今季、片山はプレーでもしっかりと役割と責任を果たす姿勢を見せて若い選手たちを牽引するとともに、自ら積極的に声を出し、どうにかして、チーム全体にポジティブで活気ある雰囲気を作り出そうとしている。

「巻さんがいなくなって自分がいちばん年上になったし、やっぱり厳しいトレーニングの中でも、そうやって周りの声から盛り上げていければいいかなと思ってます。多少なりとも、いままで通りにはいかないと思うので、自分自身もそういう風に変えていけたらなと。いいトレーニングができているから、それを続けていきたいという思いです」

チームの目標はいうまでもなくJ2への1年での復帰だが、その結果は34試合の積み重ね。悔しさや苦しさに向き合って毎日を重ねてきたからこそ、今できていることを、1年通してやり続ける大切さを、片山は知っている。

クラブとして初めて挑むJ3。一戦一戦を積み重ね、全員の手で、つかみとる。

文:井芹貴志(熊本担当)


明治安田生命J3リーグ 第1節
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