【徳島 vs 岐阜】 ウォーミングアップコラム:今季の推しは、『オシ』こと押谷祐樹。

2019年3月2日(土)


昨季、夏場の移籍期間で加入した押谷祐樹(写真)。前所属・名古屋で怪我からの復帰直後で久々のゲーム形式だったが、移籍直後の練習試合で存在感のあるパフォーマンスを発揮。

“フィニッシュに絡んで良し、間でボールを受けて良し、周りを活かして良し”。

翌週はメンバー入りしているだろうと感じさせるアピールだった。だが、その翌週の非公開練習中に味方との接触で負傷。治療している間に月日が進み、復帰してからは思うようにチーム側も押谷を活かしきれずにシーズンを終えた。不完全燃焼だったことだろう。

しかし、今季は始動直後からずっと輝いている。キャンプ地の高知、宮崎、徳島に帰ってきてからも目立つ。[4-3-3]ベースでチーム作りをしてきた中で、どこのポジションに入るのかどうかは注目だったが、最前線の1トップに入ることで現在は落ち着いた。

キャンプ中は「考えながらプレーしていますけど、まだ難しいですね」と試行錯誤していたが、いまは「日増しにやりやすくなってきていると感じてますよ」と笑顔を見せる。良いことも悪いことも、嘘をついたり、誤魔化したりしないタイプだけに、取材者としては押谷の言葉を聞きに行くときは本音が聞けてありがたい。キャンプでは「トップになかなかボールが出てこないときがある」ことを気にしていたときもあったが「そのパスは増えています。足元であり、背後であり、全体としてそういう意識があると思います。普段の練習から“なるべく前も見て”とコミュニケーションを取ってきました。サイドを変えるだけではなく、“前を見る”といったコミュニケーションも増えたのでボールが供給される回数も増えたのかなと思います」と組織としての改善が日々あるようだ。

その証拠に前節・鹿児島戦(3●4)は敗戦を喫したものの、押谷と野村直輝が途中出場した時間帯からは「ゴールに向かう部分は見せられたのではないかと思います」と攻撃に躍動感が生まれて3得点を奪えている。

ホーム開幕戦の今節・岐阜戦は先発出場もありそうだが、期待したくなる明るい話題が取材中にもう1つこぼれ出た。「実は今週、子どもが生まれました。2人目(女の子)なんですが、以前に長男が誕生したときも次の試合で得点を決められたので今回も決めたいです」。勝利につながる揺りかごパフォーマンスに期待するしかないでしょう。徳島県で生まれた新しい命の誕生に、あらためて「おめでとう!」。

文:柏原敏(徳島担当)


明治安田生命J2リーグ 第2節
3月3日(日)14:00KO 鳴門大塚
徳島ヴォルティス vs FC岐阜
鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム(徳島ヴォルティス)
みんなの総合評価 (4.2)
臨場感 (3.5)
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