【富山 vs 琉球】 ウォーミングアップコラム:「来年は俺たちが」。王者に真っ向勝負

2018年12月1日(土)


約9カ月前、富山は今季の開幕戦で琉球と対戦し、前半だけで3点を奪われて敗れた。思ってもみなかったシーズンの始まりに不安を通り越して驚いたのを今もはっきりと覚えている。あの試合が両クラブの今季の行方を暗示していたのかもしれない。その後、琉球は爆発的な攻撃力を武器にJ3優勝とJ2昇格を果たし、富山は失点が止まらず下位で苦戦。明暗が分かれた。この両者が最終戦でぶつかる。琉球が勢いのまま有終の美を飾るのだろうか。富山は意地をみせたい。

開幕戦とは異なる結果が出る可能性はある。富山が5月に就任した安達亮(写真)監督のもと力をつけているからだ。パスをつないでボールを保持しながら攻め切るサッカーにトライし、試合を重ねるごとにゲーム内容が良化。結果も伴うようになり、監督交代後は9勝5分7敗と勝ち越している。
右肩上がりの成長はリーグ終盤に入っても続き、上位勢との連戦でも互角以上の戦いをみせた。当初の目標だったJ2昇格の可能性が小さくなっても選手たちが真摯にトレーニングを積んできた成果だ。まだ詰めの甘さが残り、勝ち切れない試合もあるが「自分たちのサッカーに自信はある。ポゼッション能力が上がり、攻撃のかたちをつくれている」(MF佐々木陽次)と言えるまでになった。最終戦では、日々の努力の証しを地元のサポーターに堂々と示してほしい。

相手に不足はない。琉球に対して安達監督は「ボールを握り、それを得点に結びつけている。できることなら、あのようなチームをつくりたい」と最上級の賛辞を贈る。彼らと同じ攻撃サッカーで真っ向勝負を挑み、どこまで戦えるのか。力を出し切った戦いが来季への一里塚になるはずだ。

文:赤壁逸朗(富山担当)


明治安田生命J3リーグ 第34節
12月2日(日)13:00KO 富山
カターレ富山 vs FC琉球
富山県総合運動公園陸上競技場(カターレ富山)
みんなの総合評価 (3.5)
臨場感 (3.3)
アクセス (3.7)
イベント充実 (2.5)
グルメ (3.0)
アウェイお楽しみ (3.0)

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