【盛岡 vs C大23】 ウォーミングアップコラム:勝点40のため。盟友の花道のため。守護神・土井康平がホーム最終戦で必勝を誓う

2018年11月17日(土)


頼れる男がピッチに戻ってきた。

5月中旬のトレーニング中に右足アキレス腱断裂という大けがを負ったGK土井康平(写真)が、前節のYS横浜戦で約半年ぶりの復帰を果たした。
「ここまでの長期離脱は初。公式戦のピッチに戻った瞬間は不思議な感覚でした。ただ、(復帰するまでは)スタンドで見ることが多くて、その中でお金を払って観に来てくれることへの感謝や責任感を改めて強く感じましたね」

チーム最古参で昨季までキャプテンを務めた土井は、離脱中にスタジアムで受けたサポーターからの激励が大きな活力になったという。「1日ごとに内心、一喜一憂し、先が見えない状態の時期もあった」と話すが、そんな中で支えになったのはサポーターの声であり、家族の存在だった。
「子どももまだ小さいし、あの時期は嫁もすごくきつかったと思うけど、合間を縫って病院に来てくれて笑顔を絶やさなかった。感謝です。子どもがきたときはアキレス腱を切っている自分が椅子に座って、子どもがベッドを遊び場にするっていうよくわかんない状態でしたね(笑)」
常に大切にしている「不動心」が試されるリハビリ期間を経て、復帰戦を勝利で飾った土井。頼れる男の復帰を頼れるサポーターと頼れる家族がアシストした。

復帰した土井にとって、今節のホーム最終戦は2つの意味で必勝を期す試合となる。ひとつはチーム目標である勝点40のため。そしてもうひとつは11月16日に今季限りでの引退を発表した田中舜のためである。土井と田中は地域リーグ時代からともに戦った盟友だ。
「(J3昇格に向けて)絶対に結果を出さないといけなかった地域決勝大会。サッカー人生の中でもトップレベルの緊張感の中で戦った仲間というのは、今でも自分の中で特別な存在で、チームには今自分と舜くんだけ。(引退の)思いは聞いていたし、さみしい気持ちはあるけど、絶対に勝って送り出したい」

現役を退く決断をした盟友を勝利で送り出すため。目標達成への望みを繋ぐため。挫折を味わった人間の強さを示し、守護神は残り2試合をトーナメント戦のような一戦必勝の気持ちで臨む。

文:高橋拓磨<cross Line>(盛岡担当)


明治安田生命J3リーグ 第32節
11月18日(日)13:00KO いわスタ
グルージャ盛岡 vs セレッソ大阪U−23
いわぎんスタジアム(グルージャ盛岡)
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