【群馬 vs 鳥取】 ウォーミングアップコラム:サポーターのために闘う男・高橋駿太。彼のスピードが昇格争いの切り札となる

2018年11月10日(土)


過去3試合で2ゴールを挙げている群馬のアタッカー・高橋駿太(写真)。かつて関東リーグでプレーし、そこから這い上がってきた苦労人が残り4試合にすべてをかける。

高橋は富山第一卒業後、山形入り。しかし2年で戦力外となり、関東リーグ栃木ウーヴァへ拾われた。翌年JFLに昇格しゴールを量産すると、JFL琉球からのオファーを受けて、沖縄の地で3シーズンを過ごした。

琉球時代の2012年にはJFLで20ゴールを決めて得点王に輝く。2014年、2015年はJ3長野でプレー。2015シーズン後に一度は行き場を失い、現役引退を覚悟、稼業を継ぐため実家へ戻る数日前に、群馬からオファーが届き、J2群馬へ加入した。

しかし試練は続く。2016シーズンはJ2で11ゴールを挙げて存在感を発揮したが、2017年はチームが低迷してJ3へ降格。高橋は、再びJ3でのプレーを余儀なくされた。
今季は26試合に出場し5ゴール。うち決勝ゴールが3ゴールと、土壇場での勝負強さをみせている。前節の首位琉球戦は古巣との戦いとなったが、チームは2−4で敗れた。高橋は「琉球戦は完敗だった。J2昇格へ、まだ1枠が残っているのでしっかりと戦っていきたい」と前を向く。

残り4試合は、技術、戦術に加えて気持ちをみせなければ、勝点を積み上げることはできない。高橋は、前線で攻守に走りながら、ゴールを狙っていく。「残り4試合は、気持ちの勝負。1試合1試合、しっかりと準備をして戦っていくだけ。最後にサポーターと一緒に喜ぶために戦う」

関東リーグからJ2までの4カテゴリーを渡り歩いたアタッカーは、これまでのサッカー人生の経験を、残り試合へぶつける。高橋の鋭いショットがゴールネットを揺らせば、J2復帰は近づく。彼の闘志あふれるプレーと一瞬のスピードが昇格争いの切り札だ。

文:伊藤寿学(群馬担当)


明治安田生命J3リーグ 第31節
11月11日(日)19:30KO 正田スタ
ザスパクサツ群馬 vs ガイナーレ鳥取
正田醤油スタジアム群馬(ザスパクサツ群馬)
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