【秋田 vs C大23】 ウォーミングアップコラム:今季リーグ戦で初スタメン初フル出場を果たした吉平翼、動きの量と質を上げてゴールを狙う。

2018年11月3日(土)


前節のYS横浜戦でチームは敗れたものの、吉平翼(写真)は今季リーグ戦で初スタメン初フル出場を果たした。敗戦の無念さと、待ちわびたチャンスが来たことの嬉しさ。そんな複雑な感情を表すかのように、吉平はゆっくりと言葉を発した。「その部分だけを素直に見れば...うれしかった。もっと早く実現したかったですけど、よかったなとは思っています」

前節、吉平は左インサイドハーフのポジションでスタメン入り。開始からチーム全体が勢いをもって敵陣に攻め込むと、6分に吉平が決定機を迎える。1トップの藤田祥史を追い越す動きで右サイドバックの山田樹のクロスを呼び込むと、ディフェンスラインを突破しシュートまで持ち込んだ。その後も藤田との距離感は良好で、ターゲットの藤田がダイレクトで落としたボールを吉平が受けてチャンスにつなげた。14分には久富賢の右からのシュートに反応し、あと1歩で押し込める場面を作った。

しかし前半途中から相手が攻撃を開始すると、吉平も中盤付近での守備の時間が長くなり、前への推進力が落ちたことは否めない。「このチームのインサイドハーフはボランチのような守備を求められます。いままで経験がなかったので、普段の動きとは違う守備の仕方で消耗しました。結構バテていたので、もっと運動量を上げて、もっともっとゴール前に行きたかった」と振り返る。

守備だけでなく、攻撃でも課題が見つかった。吉平はこれまでの取材からも、結果を出すことに強くこだわっている。だからこそ真っ先に点を取れなかったことをポイントに挙げ、さらに動きの質にも向上の余地があるという。「何度かスペースで受けて前を向くシーンがあったんですけど、すぐにサイドにパスを出してしまった。そこで1回中を使って、相手を密集させてからサイドを使うとか、もっとゴールに直結するプレーをしたかったですね」

今季大分から期限付き移籍で加入した吉平は、これまで安定して出場機会を得られずにいた。天皇杯の秋田県予選決勝ではスタメンで出場しゴールも挙げたが、リーグ戦では途中出場が続く。ピッチでの動きには光るものを感じさせるも、第2節の群馬戦後に「うまくゲームに入れることが交代選手の役割ではない。もっと流れを変えて、同点にして逆転する形に持っていけないと」と吉平自身が話したように、たとえ少ない出場時間であってもゴールやアシストが残せていない現状がある。そしてそれにもっとも納得していないのは本人だろう。

秋田は中断期間を経てサッカーが変わり、長短のパスでビルドアップするようになった。吉平は大分時代からつなぐサッカーを経験してきており、スムーズに移行できた。その上で「シュウさん(間瀬監督)の求めるインサイドハーフに近づいてきたのが、試合に絡めるようになった要因」と吉平。前節で出た課題と向き合い、伸びしろに変える決意だ。

秋田は今節、7試合ぶりの勝利をかけてC大阪U-23と対戦する。吉平が起爆剤となってチームを活性化し、スタジアムに笑顔をもたらす。

文:竹内松裕(秋田担当)


明治安田生命J3リーグ 第30節
11月4日(日)13:00KO 秋田陸
ブラウブリッツ秋田 vs セレッソ大阪U−23
秋田市八橋運動公園陸上競技場(ブラウブリッツ秋田)
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