【湘南 vs 柏】 ウォーミングアップコラム:自分の最大限を――岡本拓也

2018年10月13日(土)


22年ぶりに準決勝に駒を進めたルヴァンカップ、柏との第1戦はアウェイに臨み、1-1で決した。湘南は開始早々に失点するも間もなく追いつき、その後も互いに攻め、互いに譲らず長い笛を聞いた。

右アウトサイドを担う岡本拓也(写真)は振り返る。
「先に1点取られたけどそんなに慌てなかったし、そのあとすぐに取り返せたのも大きかった。もう1点欲しかったですけど、自分たちらしさは出せたのではないかなと思います」

危険なシーンがなかったわけではない。柏のカウンターは鋭く、押し込まれた時間帯もあった。ただ湘南もコンパクトフィールドを背景に、攻撃的なディフェンスや淀みない切り替え、前への推進力やゴール前の粘り強さといった自分たちのやるべき事を遂行し、そうして流れを手繰り寄せていた。

岡本が続ける。
「ボールも動いていたし、やりたいことはできていた。細かいミスは多々ありましたけど、それでもみんなの意欲は落ちなかった」

自身もまた持ち前のディフェンスはもとより相手との駆け引きのなかで機を捉え、クロスやときにフィニッシュに持ち込むなどゴールへ推進力を傾けた。

「バリエーションは少しずつ増えているのかなと思う」そう口にする感触は、自身の内面にも理由を辿れるようだ。
「守備をしているときにつねに攻撃のことも考えているから、守備だけの守備にならない。全部突破できるわけではないですけど、1回は突破できると自分を信じてやっている。ミスしたとしても、もう1回仕掛ける気持ちになれているのがいちばん大きいかなと思います」

来る第2戦、湘南が先にアウェイゴールを奪っていることもあり、柏はよりギアを上げてくるだろう。「次の試合は相当大変だと思う」岡本は引き締める。
「相手は得点が必要だし、より攻撃的になると思う。僕らはそこで受けずに自分たちらしく戦わなければいけない」

グループステージからここまで、ひもとけば32人がピッチに立っている。皆で繋いだ道のりを思い、岡本は言う。
「誰かひとりでも欠けたらここまで来られてないし、全員の成長がいまの結果に繋がっていると思う。次の試合、出る以上はしっかり自分の最大限を出してチームを勝たせたい」

とかく周囲はファイナルに気持ちが先走りがちだ。しかしそんな世の喧騒とは裏腹に、彼らは目の前の一戦しか見ていない。

文:隈元大吾(湘南担当)


JリーグYBCルヴァンカップ 準決勝 第2戦
10月14日(日)16:00KO BMWス
湘南ベルマーレ vs 柏レイソル
Shonan BMW スタジアム平塚(湘南ベルマーレ)
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