【甲府 vs 新潟】 ウォーミングアップコラム:小塚和季、シンプルな目標のために高いスキルを結果に繋げる

2018年10月12日(金)


大宮戦(1-0○)、岡山戦(2-0○)、東京V戦(1-0○)に勝って無失点で3連勝中の甲府。しかし、節の数字を見れば大宮戦が第32節、岡山戦が第34節、東京V戦が第36節で、数字として続いていない。ルヴァンカップと台風によるスケジュールの変更や試合中止があったためで、今季ここまで公式戦を48試合も戦ってきた結果でもある。ルヴァンカップは準々決勝で柏に競り負けたが、天皇杯はベスト8に残っており、今季は最低でも公式戦を56試合を戦う甲府。プレーオフに進出して入れ替え戦まで進出して60試合越えを目指すために今節は新潟に勝って連勝を4に伸ばしたい。

甲府の現在地は1試合未消化で6位・東京Vと12ポイント差の13位で、6位・プレーオフ進出の可能性はまだまだ小さい。現在は3連勝中も、残りは7試合しかなく全勝することが恐らく必要になりそうな雲行き。ホームに迎える新潟は終盤になって結果が出ていて現在5連勝中の17位。ともに、それまで勝てなかったことが響いて今の順位にいるが甲府は諦めてはいない。

甲府は、前期は新潟にアウェイで5-1で勝利しているが、監督交代後に盛り返してきた新潟は前期の借りを返して6連勝目を目論んでいることは明らか。

新潟出身(見附市)で、新潟でプロになった小塚和季(写真)に2ゴールというキツイ恩返しをされたことも忘れてはいないはず。その新潟戦になれば小塚にコメントを聞きたくなるのが当然だが、最初の言葉は「コメントしにくい」と、苦笑い。記者はキャッチーな言葉を期待するが、小塚からすれば、話せば話すほど真意を伝えにくくなり、変に言葉を切り取られてしまうという不安があるのだと思う。

その感じはよく分かるが、彼が注意深く話した言葉の中で感じるのは郷土愛と新潟県内でのライバル心(帝京長岡高校vs新潟U-18)など複雑な思いがあること。ただ、今は甲府のプレーオフ進出のために目の前の試合に勝つしかないという思いだけだと思う。

前節、東京V戦はポゼッションでは苦しみ、決定力不足でチャンスを何度も逃しただけに修正したい。そのために必要なことは小塚のスキルの高さではなく、スキルを活かしたワーク(仕事力)をどれだけ発揮できるか。

“新潟の宝”と言われることもある小塚が新潟戦でその期待に甲府のために応える姿を見せてほしい。

文:松尾潤(甲府担当)


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