【長野 vs YS横浜】 ウォーミングアップコラム:冷めることのない闘志。明神智和はサポーターに報いる勝利のために戦い続ける

2018年10月13日(土)


さすがの存在感だった。実に11試合ぶりの先発となった前節・鹿児島戦。「試合勘は問題なかった」と、立ち上がりから飛ばした。本職のボランチで出場すると、前々節・C大阪U-23戦でチームが欠いた球際の戦う姿勢を率先して表現。「観に来ていただいている人に熱い試合を見せたいというのがあった」と、その気持ちをパフォーマンスに乗せた。ただ、背番号17にとって「それは最低限のこと」。「勝つしかない状況で、ホームで勝てなかった」と、試合後には悔しさが先行した。

「不本意なシーズンですね。結果も内容も」。

前節が今季10試合目の先発出場。その10試合、勝利につながったのはわずかに1つ。チーム最年長、そして責任感の強い性分だからこそ、今季を振り返ってもポジティブな言葉が出てくることはない。

「良いときは良い内容で勝って、その次にまたダメな試合が続くという波があった」チームは、当初掲げた目標からは受け入れがたい位置にとどまっている。気がつけば残りは8試合。「一つは自分たちの力がないということをやはり認めなければいけない」と、現状には厳しい言葉が並んだ。

それでも、たとえどんな状況であれ、戦うモチベーションを失うことはない。「もちろん優勝を争っているという良いプレッシャーの中で試合ができるのは最高の喜びだけど、それがなかったとしてもこのユニフォームを着て戦う、サッカーができるというのはすごくうれしいこと。お客さんがこうやって観に来てくれるので、そういう人たちに満足して帰ってもらいたい」。

長野には、台風が来ようと敵地のスタジアムに駆けつけ、どんなに劣勢な展開でも声を枯らして選手を後押しするサポーターがいる。「ホームなのでとにかく勝ちたい」と、ホーム連戦となる今節・YS横浜戦では勝利を届けて彼らに報いるつもりだ。

そして、サポーターへの思いを語ったのち、最後にこうもつけ加えた。「もちろんまだうまくなりたい」。明神 智和は今節も腕章を巻き、最後まで戦い続ける長野を先導する。

文:林口翼(長野担当)


明治安田生命J3リーグ 第27節
10月14日(日)13:00KO 長野U
AC長野パルセイロ vs Y.S.C.C.横浜

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