【琉球 vs 福島】 ウォーミングアップコラム:さらなる高みを目指して。枝本雄一郎が琉球で見せる進化。

2018年10月12日(金)


沖縄に来て約9ヶ月。あっという間に感じるその月日は、彼がピッチ上でオーラを輝き放つまで十分な時間だった。

「ゴール前での崩しとか、ゴールを決めるプレーは自分の特徴でもある」。そう話すMF枝本雄一郎(写真)は昨年までの4年間を藤枝で過ごし、今季から琉球でプレー。第2節の北九州戦を除いたすべての試合で先発出場を果たし、現在まで5ゴールをマークしている。

「僕は暑さに強いタイプで、その理由もあって沖縄に来た。夏以降暑くなってから調子が上がってくると思っていた」。枝本はその言葉どおりにJ3リーグ中断明けの8月から今日まで3ゴール2アシスト。目に見える結果と勝利に貢献しており、金鍾成監督の期待に応えている。

試合数を重ねていく中でどんどん精彩を放っていく枝本だが、暑さだけが要因ではない。仲間の存在も躍進に一役買っている。

試合では横並びでプレーする機会の多い富所悠は「枝さんとは感覚も合うし一緒にプレーしててやりやすい存在」と話し、枝本も「トミ(富所)とは似ているところもあるし、話し合わなくてもわかり合えている。(第25節の沼津戦では)お互いのゴールとアシストを1本ずつ決められたのは良かったですね」と、阿吽の呼吸を演じる富所に対し絶大な信頼を寄せている。

現在首位に立つチームの状況に枝本は「正直(琉球に)入る前はこうなるとは思わなかった。ただ、プレシーズンでJ1・J2チームと対戦してもそんな負ける気がしなかった。このチーム力が公式戦でも出せるようであれば上を目指せると思った」と、シーズン開幕前から手応えをつかんでいたとのこと。また「上手い選手が多く、監督スタッフ全員がすばらしい。特に(フィジカルコーチの)三栖さんが僕にとってでかくて、僕もまだまだ成長している感じがする」と、組織体制が要因であることを示す。

「サッカー脳も良くなっていると思うし、無駄なところで力を使わなくなっている。スタミナは今が一番良いですね」。普段から食事面から気を使い不摂生をしない枝本は全体練習終了後、いつも念入りにコンディショニング調整を行っている。

「答えが無いのがサッカーの面白さ。ゴールだけが答えじゃない」。そう話す枝本は自問自答を繰り返しながらさらなる進化、そしてさらなる高みを目指す。

文:仲本兼進(琉球担当)


明治安田生命J3リーグ 第27節
10月13日(土)18:00KO タピスタ
FC琉球 vs 福島ユナイテッドFC

スタジアムナビ