【盛岡 vs 福島】 ウォーミングアップコラム:2試合連続のクリーンシートへ。試合を重ね進化を遂げるGK小泉勇人

2018年9月29日(土)


今年6月に盛岡に加入したGK小泉勇人(写真)は、直近6試合でフル出場。192cmというサイズを生かしたセーブが魅力だが、何よりも評価されているのはハイボールにもスペースにも前に出られる積極性とそれを可能にする能力だ。クロスやセットプレーからの失点が多い盛岡にとってはうってつけのGKであり、Jリーグデビュー戦となった第19節G大阪U-23戦では際どいハイボールをかきだすなど、さっそくストロングポイントを発揮し勝利に貢献。しかし第20節以降は4試合で13失点と崩壊。それだけに前節の完封勝利は大きな収穫だった。
「勝ちがなく複数失点が続いていて、勝たなければ自分にとっては後がない状況。それだけにかける思いは強いものがありました」
終盤には群馬の猛攻にさらされたが、試合を通して安定感があり、ビッグセーブで無失点勝利の立役者となった。

小泉は鹿島ユースからトップ昇格を果たし、2017年には水戸へわたったが、公式戦の試合出場はなし。盛岡にきて出場機会を手にした形だ。
「試合勘に対しては不安が大きかったし、実際にこれまでそれを確かめられる場もなかった。少しずつ試合を通じて判断が定まってきているし、それが自信にもつながっています」

GKは特に経験値がものをいうポジション。新沼泉GKコーチは彼のポテンシャルに大きな期待を寄せる。
「細かな課題はあるけど、サイズがあって能力もまだまだ伸びる。意欲的だし、気持ちを全面に出して言うべきこともはっきり言える。見た目からは意外かもしれませんけど、外国籍選手みたいなメンタリティーを持つGKですね。経験を積むことでさらにスケールの大きなGKになると思います」

「強いチームには、チームを勝たせることができるGKがいる。鹿島では曽ヶ端さんを間近で見てきたので、そこはひとつの理想として持っています。チームが昨年以上の勝点をとれて、個人的にもワンランク上に行くためには失点を少なくする必要がある。無失点と勝利を目指してやり続けていきたい」
J3もいよいよ終盤戦。2試合連続のクリーンシートへ。盛岡の新守護神はつかみとった出場機会と、貴重な経験値を自らの血肉として、覚醒の時を迎えようとしている。

文:高橋拓磨<cross Line>(盛岡担当)


明治安田生命J3リーグ 第25節
9月30日(日)13:00KO いわスタ
グルージャ盛岡 vs 福島ユナイテッドFC
いわぎんスタジアム(グルージャ盛岡)
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